バブル絶頂期のトレンディドラマを観て

FODという、フジテレビの歴代ドラマがサブスクで観られるプラットフォームの無料体験に登録し、

20代の頃にめちゃはまってた古いドラマを”いっき見”しました。

これ → ニューヨーク恋物語 on FOD


当時の私は主人公たちと同じ年代。

しかも、NYでの留学も考えていたので、まさに「半歩先の憧れの生活」に毎週ワクワクどきどきしながら観ていました。

そのドラマを 34年ぶりに観てみたところ、いまでもとても面白かったし、ジーンとしたけれど、

その一方、1988年という 34年前のライフスタイルが、「こんなんだったんだなー」とシミジミしたので、今となにが違うのか、そして同じなのかをまとめてみました。


◆変わったこと◆  34年前と今でおおきく変わった点は・・・

・レストランでもキオスクでも駅でも、現金で払ってる。

・どこでもタバコ吸ってる。タクシーの中、レストランのテーブル、ディーリングルームの中でさえスパスパもくもく。

・当然ですが、誰もスマホ持ってない。
・みんな家では固定電話を使ってる。お金持ちの家だけは固定電話に無線子機がある。
・街に公衆電話がたくさん並んでて、みんなコインを入れて使ってる。

・NYで友達にお金を借りた主人公が、「日本に帰国したあと、送金して返す」とか言ってる。

・ワールドトレードセンタービルがシンボリックにそびえ建ってる。

・ウォール・ストリートで働いてる人が、毎朝、キオスクで紙の新聞を買って読んでる。

・テレビがブラウン管
・パソコンのモニターも液晶じゃないので後ろがでかい。

・主人公の女性の髪型はソバージュ。もうひとりは肩パッドがめちゃでかいスーツを着て、真っ赤な口紅のばっちりメイク。

・音楽はカセットテープで聴いてる。
・タワーレコードの店がでかい!
・アダルトビデオもVHSで観てる(アダルトビデオではなく、ポルノって呼ばれてる)。

・JFK空港でさえ、めちゃ地味。
・ESSEX HOUSE みたいな超一流ホテルも、部屋の内装がダサい。
・LGBTに関してサクッと差別的な表現が出てくる。
・地下鉄がトークン。

・トレーディングルームの情報端末の表示は緑色のみ。


◆変わってないこと◆ 「34年前と、ほとんど変わってないのでは?」と思える点は・・・

・ウォール・ストリートはセクハラとパワハラの巣窟。

・20代後半から 30代前半、若者はみんな悩みながら、傷つきながら、それでも夢をみながら生きている。

 自分がどう生きていきたいのか、何者になりたいのか、なかなか理解できない自分自身にイラつきながら、それでもみんな、頑張って生きている。

★★★

登場人物の多くは 1988年に26才くらいだから、2022年の今なら 60歳。

いまの 60歳のオジサンとオバサンが、どんな青春時代を生きていたのか、それを知りたい人はこのドラマを観てみてほしい。

あまりに異なり、そして、あまりに同じで、きっと驚くはず。

生活は変わるけど、人間は変わらない。

→ ニューヨーク恋物語 on FOD

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GWに暇な人や昔のドラマを一気見したい人にはお勧めかも。


そんじゃーね

★★★

このドラマに関しては、Voicyでも話してます(下記はタイアップ配信です)。
こちらもぜひどうぞ。
   ↓
2022/4/25 #563 バブル期のフジテレビの名作ドラマをあらためて観てみた


http://d.hatena.ne.jp/Chikirin+shop/