2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

裁判所の記憶

ちきりんは小学生の時、裁判を見に行ったことがあるのですが、それがとても興味深い体験で、今でもビビッドに覚えています。裁判の判決言い渡しの日だったのですが、9月から禁固 3ヶ月を言い渡された被告人が裁判官に「え〜、3ヶ月では年越しできん。裁判官…

若年者の失業率

以前は中高年の失業ばかりを問題視していた日本でも、最近はようやく若年失業者問題に、注目が集まりつつあります。中高年の失業は、彼らが一家の“稼ぎ手”であること、すなわち妻子を養い、住宅ローンを抱え、親の面倒もみなくてはならない年齢層だったため…

マジョリティの常識

1995年、沖縄で米国海兵隊員 3名が、12歳の小学生女児を車で拉致して集団強姦するという事件がありました。ところが日米地位協定に阻まれてアメリカ兵の身柄が日本側に引き渡されず、沖縄中で反米、反基地感情が爆発しました。日本の世論の猛反発もあって、…

変わる常識

常識とか先人の知恵と言われるものの中には、ずっと有効で変わらないこともある一方、世の中の変化に伴い、通用しなくなってしまうものもあります。その見極めは、簡単ではありません。身近な例では、料理の常識なども、変わってきています。昔、私が母に料…

玉音放送って誰が書いたの?

ずっと前に、「声を出して読みたい日本語」として“日本国憲法”が発売されてすごく売れたと聞いたことがあります。でも、私が日本語として一番好きなのは憲法より玉音放送です。「耐え難きを耐え、偲び難きを偲び」ってフレーズはよく聞くけど全文は見たこと…

少子化対策 子供は増えるか?

非常に長い間、トレンドとして日本の子供の数は減り続けています。これはどこかで転換点を迎えるのでしょうか?なかなか難しい問題ですよね。世界には実は日本よりも少子化が進んでいる国もあります。つまり日本の状態は決してそんなに特殊ではないのです。…

横田夫妻が見抜いたこと・・拉致問題解決にむけて

北朝鮮の拉致問題について、日常的にマスコミが取り上げるようになってから数年がたちます。まだ未解決の事件が多い中で、3家族の日本への帰国が実現したこと、本当に嬉しく思います。この事件にまつわる報道で、ちきりんには、“これはすごい!”と思った発…

古い映画

すごく古い映画を観ました。新藤兼人監督の“絞殺”。いつ頃の映画なんでしょうか。かなり古そうでした。白黒でした。すでに乙羽信子さんが主演で、二人以外は新人と友情出演の人が一人だけ。ほとんど新藤監督と乙羽さんのお二人の手作り作品、って感じです。…

アフリカは発展しないのか?

考えても考えてもよくわからない不思議なことが世の中にはたくさんある。ちきりんがずっと考えていてよくわからないことの一つが、“アフリカってなんで全然発展しないの?”ということ。アジアにはまだ貧乏な国はたくさんあるけれど、基本的には発展しつつあ…

GDP500兆円の嘘

日本のGDPって500兆円弱くらいでしょうか、ちきりんはこのうち100兆円分くらいは嘘だと思ってます。嘘ってか、バブル。いつ、はじけ飛んでも不思議でない、って意味で。 なんでそう思うか。GDPの6割は個人消費です。個人が使っている額の合計が300兆円…

育児も介護も人手が足りません

フィリピンの最大の外貨獲得産業が何かご存じでしょうか。「海外に出稼ぎに行っている人からの送金」です。これが最大輸出産業。などといえば”ジャパユキさん”を想像する人もいそうですが、実際にはお手伝いさんとか、建設現場作業員が多い。中東とアジア、…

NHKの世論調査

さっきNHKの世論調査をやっていました。3つの質問の結果が報道されてたんだけど、なんか時代遅れな質問だなあと思いました。最初の質問は、「現代の日本では貧富の格差が広がっていると思いますか」という質問で7割の人がそう思う、まあそう思う、ってこ…