2007-01-01から1年間の記事一覧

クイズの答え

一昨日のクイズの答えです。ご回答頂いた方、皆様、ありがとうございます! 設問には3つのスーパーが出てきます。 (1)ネットスーパー (2)宅配サービスのあるスーパー (3)格安スーパーで、(1)は騙されてた、(2)にも実は騙されていたと気がついた。それに気が…

スーパーとの騙し合い

ネットスーパーってのがあります。サイトに商品が掲載されていて、クリックして買い物かごに入れて申し込むと、数時間後、もしくは、翌朝等にピンポーンといって買ったものが届きます。届いたのを受け取る時にお金を払う。最低買い物額が、3千円とか5千円…

「家庭内の問題は家庭内で解決してください」はもう無理

民法は、第 752条で夫婦間、第 820条で親の、子に対する扶養義務(生活保持義務)を定めています。また第 877条では、直系血族(祖父母、親、子、孫など)と兄弟姉妹の間での扶養義務(経済的に余裕がある場合に生活扶助義務があること)を定めています。法…

先進国フェーズ II の12年目、秋。

昨日、新国立美術館すばらしい!フェルメール展ひどい!という話を書きました。んで、その時に思いついた話。「先進国フェーズ I, II, III」ってこと。 先進国フェーズIとは、経済的に先進国であること。 先進国フェーズIIとは、文化的に先進国であること。 …

新国立美術館はお勧め

新国立美術館と東京ミッドタウンのサントリー美術館に行ってきました。新国立美術館の建物は、すばらしい!の一言です。お庭と調和した、優美な曲線の外観があまりにも美しいです。今日はお天気がよかったので、光が反射して一番きれいに見える日だったと思…

ちきりんさん、是非このブログの出版を!

詐欺まがいの事件の中には、「なんでこんなのに騙されるの?」というものがあります。「100万円を預ければ年30%の利子が付きます」とか、「30万円の教材を買って勉強すれば、毎月100万円の収入が確実に得られます」というような話は、自分の親が言ってきて…

“no more もの運動”を主宰してます。

ここ数年「捨てるモード入り」している私。きっかけは、2年前に「実家を片づけた」こと。ちきりんの実家は築 50年くらいの田舎の一戸建て。高校卒業までの私も含め、これまで家族 3代が住んできた家ですが、2年前にリフォームのために家を片づけた時、大き…

究極の選択:金正日かブッシュか

今日、盧武鉉(ノムヒョン)大統領が金正日氏と会った。年末の韓国の大統領選に向けたパフォーマンスです。韓国では「南北統一」は“国民の悲願”だから、7年前の金大中大統領の南北首脳会談以来、とにかく金正日氏と会えば韓国の政治家は支持率があがる、状…

あの時代と同じ構造

ミャンマーの事件、いろいろ考えてしまう。理由は、自分が訪れた時の記憶がそれなりに鮮明な国だから、というのと、この前、下山事件の本を読んだから。下山事件と何の関係が?と思われるかもしれませんが、時代が一緒なんです。あの時代、1950年くらいに日…

滑稽なる驕慢

ミャンマーでのジャーナリストの方の死亡事故について、外相や首相に「制裁をする予定はないのか?」という質問を投げかける記者を見ると、本当に気分が悪いです。 日本はミャンマーへの最大の援助国の一つです。ミャンマーは国連が認定する世界の十数カ国の…

審査員特別賞の衣装

クイズの答え。 みなさん、賞品のスニーカーに引っ張られましたね。もし、ちきりんがもらった賞が「1位」なら、「デニムコンテスト→賞品スニーカー」かもしれません。ここがひっかけ。ちきりんがもらった賞は1位ではないんです。ちきりんはコンテストで優…

脇道で1位

新しいスニーカーの写真です。またスニーカー買ったんかい?とあきれていらっしゃる方々は、古くからの読者の方ですね。 とんでもないです。買うなんてあり得ません。 →詳しくはこちらじゃあこのスニーカーは何かって? 当たったんです。。。。 当たったの?…

マーケットを信じてる

神戸の滝川高校の生徒が、いじめを苦にして学校で飛び降り自殺しました。学校はずっと“いじめはなかった”と言っていたけれど、ここにきて同級生が恐喝未遂等で警察に逮捕とのこと。この事件でちきりんが注目しているのがネットの動き。web2.0というものを、…

高税金でもチョイス必要

昨日の2パラ目の続き。今までは「高い税金→高レベルの福祉」か、「低い税金→限られた福祉」という選択肢が“亡霊のように”存在していた。前者を欧州型、後者を米国型と呼んだり、前者を社会主義的、後者を資本主義的と呼んだり。もしくは、前者が「格差解消…

人脈とか笑える

バブルの昔は、デートや恋愛のマニュアル本がたくさん発売されていました。雑誌も頻繁に、湾岸デート、横浜デートを特集し、ドライブのコースから車内で聞く音楽の準備、どこで高速を降りてなんとかという店で名物のこのケーキを食べろ、と事細かに指示があ…

自分に絶望→他人に期待

年をとると、多くの人が“教育”について語り始める。意見を言うだけでなく、“将来は教育に携わりたい”と言う人も激増する。 なんでか? 理由は簡単。人間は自分の可能性に限界を感じると、他人の可能性に賭けたいと思うようになる。だから教育を語り始めるの…

いかにも役人、いかにも

国連の安保理がなんだかわけのわかんない決議をしたみたいですけど・・・・いかーにも役人の小細工って感じです。 「小沢さんは国連主義でいくと言っている」 「じゃあ、国連が給油しろといえばいいんだろ」 的発想です。 小沢さんも鼻で笑ってると思うのだ…

右翼の国だったんだな

下山事件については今までも松本清張氏の本などいくつか読んでいましたが、今回の柴田さんの本が一番ストーリーとして楽しく、一気に読んでしまいました。下山事件完全版―最後の証言 (祥伝社文庫 し 8-3)作者: 柴田哲孝出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/…

つっこんでいい場所とアカン場所

1999年に起こった山口県光市の母子殺害事件の被告が、裁判の途中から殺人や強姦致死などの事実を否認しはじめ、傷害致死罪と主張しはじめた件について、橋下弁護士がテレビで「この番組を見ている人が一斉に弁護士会に行って懲戒請求をかけたら,弁護士会も…

人生の長さ

ちきりんは“政局”が好きなんだなあと再認識するここ数日です。“小泉元首相は福田さんを支持していると伝えられています。”と報道されると全派閥が福田支持に流れるという構図。中曽根さんもそーだが5年も総理を続けるとやっぱ“絶対権力”になるわけね。 前回…

問題は能力だけ、のはず。

安倍晋三総理大臣が辞任したことに関して、マスコミが無責任だ、おぼっちゃんだからだと嬉しそうに叩いています。この件についての、ちきりんの雑感は以下。 (1)安倍は無責任だと言っている人はすごいキヤノンの御手洗さんが言うのは、まだわかります。けど…

Never too late to escape

安倍首相が辞任!10日に所信表明して 2日後の 12日の昼に辞職!!このタイミングでの辞任については、あきれかえっている国民の皆様の表情がありありと浮かびます。マスコミも野党も、いや与党自民党尾の皆さんも唖然呆然でしょう。テレビでは「なぜこのタイ…

細胞再生=生命

とある高名な学者の方が雑誌に「生命は何か?」と書いておられました。曰く「一目見た瞬間に、私たちはそれが“生きているかどうか”理解できます。蟻を見れば“生きている”とわかるし、消しゴムを見れば“生きていない”とわかる。なぜ、私たちは瞬時に“生命”を…

ロシア旅行、最後に。

さて、ロシア旅行記。最後に旅行中に感じた点をまとめときます。 (1) 日本食ブームボルシチ、ピロシキ、サワークリームにクレープ(パンケーキかな?)、ロシア料理はどれも、まあねえ、、って感じです。ロシアに限らず寒いところのご飯は(基本が保存食なの…

ロマノフ至宝:エルミタージュ美術館

最近のロシア観光ブームを支えるのがエルミタージュ美術館を中心としたロマノフ系の観光遺産です。4年前に「琥珀の間」が修復されたエカテリーナ宮殿など近郊のお城(宮殿)も大人気。前売りで予約チケットを買っておかないと入場できないという騒ぎになっ…

この博物館は堪らない

今回の旅行では、大半が「ロマノフ系観光」をしていたのですが、自分の趣味である「共産趣味側観光」もちょこっとだけ混ぜてみました。そのひとつ、モスクワの現代史博物館にあった、かなり笑える地図のご紹介です。ちなみにソビエト時代には「革命博物館」…

今のモスクワ=

21年ぶりにモスクワを再訪。モスクワは大きく変わったです。どー変わったのか?と、旅行中ずっと考えていました。知識としては知ってる。ゴルビーのペレストロイカで共産主義が終わって、アル中エリツィンの混乱期があって・・とか。でも、実際に行ってみて…

帰国報告 序

帰ってきたです。疲れたですー。出張の比ではないです。まじで疲れた・・・・しかーし、この旅行は、近年のちきりんの旅行の中では圧倒的に“発見”に溢れた旅行でありました。ものすんごいおもしろかった。私だけじゃもったいない。みんなロシアに行った方が…

大事なものはコストで決めない。

居住用不動産について「購入か、賃貸か」という比較や論争をよく見ますが、その大半が「お金の比較」であることにいつも違和感を覚えます。「自分の住む家って、大事じゃないの?」と思うからです。基本、人間は大事なものを経済的比較で選んだりしないんで…

どっちが正しいか

若い人が言う。「大人の言うことは信じられない」「自分たちの生き方を押しつけるな。」 大人達が言う。「時間がたてばお前にもわかる」「お前のためを思って、言っているのだ。」 たとえば、勉強が嫌いな中学生の息子に親が言う。「勉強しろ」 子供が言う。…