2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

会社員も市場に評価される時代へ

前回は、クラウド・ソーシングが企業の採用プロセスや、社員のスキル&勤怠評価法を変えていくだろうと書きました。それだけでも十分に衝撃的ですが、この仕組みを利用し始めた企業はそのうち、それがあらゆる人事施策に活用できると気が付きます。 たとえば…

市場が、組織のルールを変えていく

以前のエントリで、企業にとってクラウドソーシングには3つの意味があると書きました。 1)コスト削減 2)オープン・イノベーション & オープン・プロブレムソルビング3)人事政策の大転換 今日は 3番目のトピックについて書いてみたいと思います。 ★★★…

すべての人、企業、国がもつ、ふたつの選択肢

ここまで数回にわたり、急拡大するクラウド・ソーシング市場について書いてきました。 ・ 戦力外労働力が市場参入する ・ 一国の雇用・労働法制を超えたグローバル労働市場が出現する ・ 研究開発や商品開発においてさえ、クラウド・ソーシングが鍵になる こ…

世界の知をクラウドで集め始めたグローバル企業

「クラウドソーシングが未来の働き方を変える」シリーズ、今日は、企業からみたその意義について、(コスト削減ではなく)オープンイノベーション & オープン・プロブレムソルビングに関する事例をご紹介します。参考図書は下記です。 クラウドソーシングの…

企業の競争力を左右する新しい労働力調達市場

先日も書いたように、クラウド・ソーシングによって、これから私たちの働き方は大きく変わるでしょう。今日はこの件について、仕事を発注する企業側からの視点で、その意味合いを考えてみます。 企業側にとってクラウド・ソーシングは、次の3つの意義があり…

「戦力外労働力」の市場参入が始まる

ランサーズを訪問して話を聞き、その後、本や資料を読んで(いつものように“にわか”)勉強をした結果、クラウドソーシングという“仕事と働く人を結ぶ新しいマーケットの仕組み”について、ちきりんが理解したこと、驚いたこと、考えていることを、ひとつずつ…

ランサーズ訪問!

ちきりんの新刊、『未来の働き方を考えよう』では、今起こっていることとして、 1)大組織から、個人&小組織にパワーがシフトするよ! 2)先進国から新興国にパワーがシフトするよ! 3)資産や、輝かしい学歴・職歴を持つ、ストック型の人より、フローの…

制度論も個人の生き方論も結論は同じ!

先日、新刊発売記念として、東京大学大学院の柳川範之教授と対談しました。経済分野の制度論がご専門の柳川先生は、昨年の夏、「40歳定年制」というセンセーショナルな雇用制度を提言した「国家戦略会議フロンティア分科会」のメンバーで、下記の本も書かれ…

驚異のデフレ系チェーンオペレーション

ちきりんはチェーンのビジネスホテルに泊まるのが好きです。先日、泊まったアパホテルも、その徹底したオペレーションに感動しました。 <1.客まで巻き込む徹底したコスト削減>スリッパは、足裏にあたる部分の白い紙だけが、使い捨てとして用意されていま…

未来の働き方アンケート (002) 結果サマリー 2/2

働き方に関する 2回目のアンケートについて、前回は、全回答の分布を円グラフで表しましたが、今回は年齢別に集計してみました。そしたら、けっこー衝撃的な結果がでました。 Q1)今の仕事が好きですか? 楽しいですか? 全回答者の集計結果が、この円グラ…

PR)分析結果の視覚効果について

昨日、発表した「未来の働き方に関するアンケート 002」の結果ですが、ちょっと別の見方をしてみましょう。最初の質問の結果について、私は下記のように記載しました。 Q1)今の仕事が好きですか? 楽しいですか? この結果、どうですか? 「今の仕事が大…

未来の働き方アンケート (002) 結果サマリー 1/2

さて、働き方に関する 2回目のアンケート結果です。今回の有効回答数は 4921人。年代分布は前回とほぼ同じ。まずは全年代通しての回答を見てみましょう。 Q1)今の仕事が好きですか? 楽しいですか? この結果、どうですか?「今の仕事が大好きだし楽しい…

未来の働き方アンケート 第二弾です!

前回に続き、 働き方に関する二回目のアンケートです。今回は、かなり直接的に「仕事、楽しいですか?」、「人生でやりたいことって明確ですか?」って聞いちゃいます。 リンクはこちら。 回答期限は、7月3日(水)の23時30分とさせていただきます! → アン…

20代で、一生分の「やりたいこと」を見極めるなんて無理です

今回あらたに出した本、『未来の働き方を考えよう』の根本思想は、20代で初めての職業を選ぶ時に、一生を捧げられる「やりたい仕事」を見極めるなんて不可能だし、そんなことを目指すこと自体、ナンセンスだよということです。もちろん何でも例外があるよう…