公務員の仕事はこれからマジ大変

最近つくづく思うのは「これからは公務員の仕事が、ほんとに大変、そして大事になるなー」ってことです。なぜなら! 1.核家族化、単身化、高齢化の進展で「老後と死のケア」が公務員の仕事になるから高齢単身者世帯は急増しており、世話をする家族がいない…

変われない企業の悲惨さがよくわかる

久しぶりに本の紹介。アパレル業界の栄枯盛衰をまとめた本で、かなりおもしろかったです。 誰がアパレルを殺すのかposted with amazlet at 17.10.23杉原 淳一 染原 睦美 日経BP社 売り上げランキング: 571Amazon.co.jpで詳細を見る → キンドル版→ 楽天ブック…

「歴史認識」とは何なのか

ここまで 2回に渡って、中国東北部(旧満州)にある中国の歴史記念館を紹介してきました。 ・731部隊 陳列館 ・九・一八事変 陳列館今日は 3つめ。上記ふたつより更に日本人に知られていない(であろう)記念館の紹介です。 それは撫順にある「平頂山惨事史…

「戦争の日付」と「反日の目的」

前回に続き中国で訪れた歴史記念館を紹介しつつ、感じたこと、考えたことを残しておきます。こちらは瀋陽にある「九・一八事変陳列館」、例によってすんごいデカイ。これ、建物じゃなくて、看板です。看板だけでこんな巨大! 小学生、中学生の見学隊もたくさ…

広島、アウシュビツ、そして 731

9月に中国の東北部、旧満州エリアを旅行して数多くの歴史記念館を訪れました。今日はそのうちのひとつ、七三一部隊陳列館をご紹介しましょう。 (中国語、英語、日本語、韓国語、モンゴル語、そしてロシア語です) 七三一部隊は、ハルビンの郊外で生物・細菌…

中朝国境のリアル

先日 こちらの企画で 訪れた中国の東北三省。旅の内容はシリーズでご紹介しますが、まずは丹東。ここは、鴨緑江を挟んで北朝鮮と向かい合う中朝国境の街です。グーグルアースで検索すると、鴨緑江の東側には北朝鮮の新義州、西側には中国の丹東市が見えます…

ヴェネチアの勧め

社会派ブロガーであると同時に、旅行家でもある私 “ちきりん”、今年の夏休みはヴェネツィアで美術館巡りを楽しみました。ご存じの方も多いでしょうが、ヴェネツィアは“ものすごく特別な街”です。 7世紀から 1000年に渡って栄えた海洋王国(ヴェネツィア共和…

成長戦略って何のこと?

安倍首相はすっかりお忘れのようですが、その昔、彼が「第三の矢」と呼んでいた政策がありました。その名も「成長戦略」この言葉、よく使われますが、成長戦略って具体的に何を意味するのでしょう? 「成長戦略? 規制緩和のことでしょ?」くらいのざっくり…

奉仕の心で社会を維持するのだー!

今はオフィシャルサイトに記載が見つからないのだけど、東京オリンピックのボランティアに求められる条件として、外国語能力や研修を受けること、などに加え「 1日 8時間、10日以上できる」という条件が(一時は?)案として挙がっていたらしく、メディアや…

機械に合わせて生活を変える時代へ

これまでの技術や機械は「人間の生活をより快適に、便利にするため」研究・開発されてきました。このため生活の中で使えない技術や機械は、未熟な技術、未熟な機械だとして受け入れられませんでした。反対にいえば、「その製品や技術が完成、成熟したかどう…

勝手に失望し、勝手に裏切られる人たち

SNS 時代になって急増してるのが「勝手に失望し、勝手に裏切られる人」です。これ、思春期の子供にはたくさんいます。でも最近はそういう「大人」が増えている。思春期の仲良し友達の場合、以前はトイレに行くにも腕を組んでいたのに、突然「裏切られた! 許…

旧満州エリア、一緒に旅行する?

当ツアーは満席となりました。キャンセル待ち人数も多数となったため、現在お申し込みを停止しております。 今年の 9月に中国の東北部、いわゆる「旧満州エリア」を訪ねる予定です。「私も行きたい!」と思われる方は旅行内容など詳細確認の上、旅行会社サイ…

奨学金問題のミラクルな解決法

これだけ声高に人手不足が叫ばれ、新卒就活だってバブル期以来の売り手市場だというのに、未だに「非正規の仕事にしか就けず、給料が少なくて奨学金を返せない学生が増えている」という報道が続いてて超不思議。そもそも、 大学を卒業しないと、いい仕事に就…

いまどきのラブドールはスゴ過ぎ

オリエント工業 40周年記念展「今と昔の愛人形」を観に行ってきました。 → 展覧会 情報ページ「愛人形」って何?って感じですが、英語にすると「ラブドール」、(ずっと昔には)ダッチワイフと呼ばれてたものです。 (観客の方が映り込んだ部分を消してます…

ネット時代の必須常識 「知財」の入門書

先日読んだ本がおもしろく、かつ、とてもタメになったのでご紹介。タイトル通り知的財産に関する入門書で、著者は弁理士。以前は大手電機メーカーのソフトウエア分野で、知財関係の仕事をされてたそう。ってか本を読んでる限り「この人、知財オタクよね」っ…

出稼ぎ労働者@高級リゾート

海好きの私はタヒチやニューカレドニア、パラオなどのリゾート地によくでかけます。なかでも何度も訪れているのがモルジブ(or モルディブ)。場所は・・・インドの南西ですね。 この国、人口は 40万人ほどとめちゃ少ない。しかも国土の大半は環礁、そして 1…

責任者一覧(築地の豊洲移転問題)

移転直前に「設計通りの盛り土がされてない」「地下水が汚染されてる」と大騒ぎとなり、2016年 11月の移転予定日から半年、いまだ膠着状態のまま時間とお金が浪費され続ける築地市場の豊洲移転問題。何年か後にもこの問題を思い出せるよう、「誰のせいでここ…

写真で見る「ちきりん」の歴史

私はこれまで「ちきりん」というペンネームでブログや書籍を執筆する傍ら、対談や取材、インタビューやイベント開催など、様々な活動も行ってきました。今日はその歩みを、写真で振り返ってみます。 もっとも最近では、ワールドビジネスサテライトのコメンテ…

モノは安く・ヒトは高く

安倍総理は「デフレを克服した!」みたいに言うけど、ユニクロもイオンもセブンイレブンも値下げを発表するなど、企業経営者の中には「デフレが終わったなんて幻想」とまで言い切る人もいます。いったいデフレは終わったのか、終わってないのか。よく聞く議…

ちゃんと自己決定してきたか?

人生において決定的に大事なこと。それは、これまでちゃんと「自己決定してきたか?」 いまもちゃんと「自己決定しているか?」ってことでしょう。人生 80年、もしかしたら 100年かもしれないし、もっとずっと短いかもしれません。その長さがどうであれ、「…

イベント報告 高生産性社会における本の価値

先日行われたこちらのイベント、私自身は告知しなかったにも関わらず定員の 3倍ものお申し込みがあり、参加は抽選となったらしいです。なので、「申し込んだけど当たらなかった!」という方のため、簡単に内容報告ブログを書いておきます。 イベントのテーマ…

社会の生産性を上げるため廃止すべき 10の制度

膨大な財政赤字を抱え、人口減少が急速に進む日本。もはや無駄にできるお金と時間はありません。この「お金」と「人の時間」という希少資源をいかに有効活用するか、というのが「生産性」の話。そこで今日は社会の生産性を上げるため、廃止を目指して検討を…

実は面倒な電子書籍

最近は「本を買うなら電子書籍」という人も増えてますよね。読みたいときにすぐ読める、かさばらず保存も楽、メモや検索も簡単と、読み手にとっては「便利なことばかり」の電子書籍ですが、実は出版社にとっては「けっこうやっかいな商品」だったりもします…

依存症になる前に

「自分には関係ない」って思ってる人も多そうだけど、実は誰でもなる可能性のある依存症。タブレットやスマホゲームをやってると、「あと1回、あと1回」と思ってる間にいつのまにか 1時間も 2時間も過ぎてたりする。「これって依存状態だよね?」と自分でも…

求められてる「働き方」はコレだ!

前回のエントリ『 働き方改革における 3つの選択肢 』では、仕事を「労働時間」と「生産性」の高低により 4つに分解しました。今日は別の軸を使い、仕事を「労働時間」と「リーダーシップを取る機会」の有無で 4つに分けてみます。 ↓ リーダーシップを取る機…

働き方改革における3つの選択肢

来る日も来る日も生産性の低ーい仕事を長時間やらされている全国の「疲弊する中所得者」のみなさん!今いる場所から逃げ出したいと思ってますよね? ↑ 大丈夫! この図からわかるように、みなさんが逃げ出せる場所は3つもあります。 ★★★ ひとつめは労働時間…

日本の自動車産業が直視すべき現実

トランプ大統領がやたらと「アメリカで売る自動車はアメリカで作れ!」と言っているので、いったいどれくらい工場をアメリカに移せば許してくれそうなのか、調べてみました。自動車は世界全体で年間 9000万台強作られ、約 8900万台が販売されてます。(2015…

興味が出てきた方、ぜひアクションを!

昨年から続く連載シリーズの最終回です。 第一回 浅草から考える多文化共生 第二回 インバウンド観光にみるムスリムの可能性 第三回 B級グルメから神戸ビーフまで 第四回 産業政策としてのハラール認証 第五回 dietary requirements ? 第六回 モデスト・ファ…

モデスト・ファッションって知ってます?

このエントリは昨年から続く連載シリーズの第六回です。 第一回 浅草から考える多文化共生 第二回 インバウンド観光にみるムスリムの可能性 第三回 B級グルメから神戸ビーフまで 第四回 産業政策としてのハラール認証 第五回 dietary requirements ? 昨年、…

dietary requirements?

このエントリは昨年から続く連載シリーズの第五回です。 第一回 浅草から考える多文化共生 第二回 インバウンド観光にみるムスリムの可能性 第三回 B級グルメから神戸ビーフまで 第四回 産業政策としてのハラール認証 レストランでコース料理を頼むと、「な…