“安定的優遇度”計算方法

職業人生の「安定的優遇度」を簡単に計算できる判定表を作ってみました。サラリーマンや公務員などの勤め人向けです。

自分の“安定的優遇度”を知るためには、まず「基本ヒエラルキー表」から勤務先組織の様態を選んだ後、「雇用形態による掛け目表」から立場を選択し掛け合わせます。その後も該当する項目の掛け目をどんどん掛けていきます。(すべて掛け算です。電卓が必要かも・・)

みなさんも試してみてくださいね!


★★★

<基本ヒエラルキー表>
勤務先の組織をひとつ選んでください。


(1)東証一部上場企業・・・100%
(2)東証一部以外の市場に株式を公開している企業・・・80%
(3)株式未公開だが、(1)が株式の過半以上を直接保有する子会社・・・80%

(4)私立の学校、私立の病院*1・・・70%
(5)法律事務所・・・90%
(6)会計事務所、その他の“士”事務所・・・70%
(7)上記に含まれないすべての民間企業・・・60%

(8)行政団体(官庁、都道府県庁、市町村役所、日銀)・・・100%
(9)準公的団体(国立大学法人、特別行政法人、その他、特別法によって設立されている特殊方法人など)・・80%

※勤め人以外の方は今回の対象外です。


<雇用形態の掛け目>
(1)正社員・・・100%
(2)直接雇用の有期契約社員、期間工*2・・・40%
(3)パート、アルバイト(直接雇用)・・・30%
(4)請負社員、派遣社員・・・20%
(5)海外法人の現地採用社員・・・40%


<保守性掛け目1>
(1)設立が1975年以前である。・・・100%
(2)設立が1976年以降2001年以前である。・・・90%
(3)設立が2002年以降である。・・・70%


<保守性掛け目2>
(1)免許、許認可系インフラ業種である(電力、ガス、銀行、通信、放送等)・・・100%
(2)上記に当てはまらない業種すべて・・・90%


<保守性掛け目3>
(1)日系企業・・・100%
(2)米系企業・・・60%
(3)米系以外の外資系企業・・・80%


<存続可能性の掛け目>
以下の項目については、当てはまるものはすべて連続して掛けてください。


(1)過去5年ずっと赤字である(民間企業の場合)、過去数年は定員割れしている(大学の場合)、ここのところ財政再建団体への転落が懸念されている(地方行政団体の場合)、そういう団体の域内にある公的病院もしくは公的学校である。・・・60%

(2)中央官庁である。(統廃合や政治に振られて右往左往する可能性が高いため)・・・70%

(3)筆頭株主が投資ファンドである。・・・40%

(4)民間企業であるが、行政から補助金を受けている。・・・90%

(5)社長が行政と敵対している*3・・・80%

(6)社長がカリスマで、融資や取引の信用の大半は社長個人の存在感のおかげである・・・70%

(7)大きな声では言えないが、外部に漏れたら大スキャンダルになるようなことが内部で行われている。・・・50%

(8)過去10年の間に、株の買い占め、TOB、買収などの対象になったことがある・・・70%

(9)過去5年の間に、継続的かつ大幅に“ネット上のサービス”に顧客をとられている。(例:旅行社、新聞社、書店など)・・・50%

(10)過去数年の間に、みなし管理職問題、過労死問題、労働基準法違反などで訴訟になったり、監督官庁の指導、懲罰を受けたことがある・・・30%



以上です。




どう?
納得できるかんじ?


「婚活」なんかに使ってほしいな。「安定的優遇度60%以上の人を希望」とか。




そんじゃーね。


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*1:勤め先として、です。開業医の話は除くです。

*2:ポスドクなど含む

*3:いきなり逮捕されるかもしれません。