ドラフトに見る時代の価値観

先日行われたプロ野球のドラフト会議より。


菊池雄星選手
・1991年(平成3年)6月生まれの18才
・アメリカか日本か、については徹底検討
・ただし、日本の球団の中ではどこでもOK。こだわらない。
→「球界で一番のピッチャーになりたい」平成生まれ



長野久義選手
・1984年(昭和59年)12月生まれの24才
・日本の中の“巨人”にこだわり続けて苦節3年
・米国行きを検討したという報道は見ない
→“日本で一番の組織に所属すること”にこだわる、昭和生まれ



野球界だけではない。平成3年生まれと昭和59年生まれの価値観の差がここにある。

昭和生まれの親は言う「大企業に入りなさい」と。


なぜなら昭和生まれにとって
「日本で一番の組織に所属する」ということは、
一生を左右するほど大事なことなのだ。


「二浪してでも(日本で一番の)東大に入りたい」とか「就職留年してでも(日本で一番の)テレビ局や新聞社に入りたい」という人は、昭和生まれで最後になるだろう。



そんじゃーね。