笑えるブログに福来たる

これは本年最後のエントリになります。

読者の皆様、今年も一年“ちきりんブログ”をご愛読いただきありがとうございました。


ちきりんは“おちゃらけ社会派”と称しており、グーグル検索でも“おちゃらけ社会派”でトップ表示してもらえるようになりました。(・・検索対象が少ないだけです)

政治、経済、社会問題などについて書くことが多いですが、ご存知のようにそれぞれの分野でより専門的、本格的なサイトはたくさんあります。そういったサイトとちきりんブログの最大の違いは、“おちゃらけ”という点でしょう。

専門家でもなく不勉強なちきりんには(そもそも)まじめな社会派ブログを書くことは不可能ですが、じゃあ「書けたら書きたいのか?」と言われると、それもまた答えるのが難しい質問です。

なぜならちきりんが書きたいのは、やっぱり“社会派ブログ”ではなくて、“おちゃらけ社会派ブログ”だと思うので。


なんで“おちゃらけ”ることがそんなに大事なのか。

第一の理由は、ちきりんが“関西人”だからでしょう。関西には「笑わせてナンボ」という価値感があり、笑いのヒエラルキーにおいて上位にいることは、頭がいいだの、美人だの、大金持ちだのと同じか、時にはそれ以上に“すごい”ことだと刷り込まれてる。

第二の理由は、「笑うこと」の価値を強く感じた個人的体験があるからでしょう。介護的な経験の中で“一日一度でも笑ってもらえること”は千金に値する、と感じました。普通の人でも皆、なんやかんやつらいことや大変なことがありますよね。疲れ切ったり、面倒であほらしくて・・。そんな時に、思わず苦笑いしてしまうとか、読んでて噴出してしまうとか、後から思い出しても笑っちゃうような。

ちきりんが書きたいのはそういうブログなんだと思います。



「笑う門には福来たる」

昔の人はいいこというよね。



一日一回 笑えたら、生きている意味が感じられる。
一日一人 誰かに笑ってもらえたら、生きている意義が感じられる。
そんな気がしとります。


年の瀬の風がちょいとだけ冷たい方、新しい年を迎えるのに不安を感じる方、なんとはなしに心の沈む方。

ちっとでも笑っていただければうれしいです。


過去エントリをいくつか。


言葉遊び
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20051221


終電
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20081103


声を出して笑える文章
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090205


恐怖体験
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20050526


韓流スター結婚報道から
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20080726


半島丼
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20091221


皆様、よいお年を。