匿名でブログ書くのって悪くないと思う。
残念ながらちきりんブログはもはや匿名ブログとはいえません。
リアルな私を知っている人でこのブログを読んでいる人はたくさんいます。当然そういう人に読まれることを意識して書いています。
けれど、誰にも言わず、完全な匿名でブログを書いている人もいるし、書くこともできるでしょう。
匿名でブログを書いていると最初は誰も読んでくれません。だから反応が欲しい人には続けるのがつらいかもしれない。
けど、書き続けていれば必ず誰かが継続的に読んでくれるようになります。
大人気ブログになったり、アクセスがすごく増えたりすることはないかもしれない。過疎ブログのまま何年も過ぎるかもしれない。
それでも“必ず誰かが”読んでくれるようになります。
完全に匿名でブログを書くと、自分の思うことをそのまま素直に表現できるはず。
誰にも遠慮せず、誰にも羞恥心を感じず気遣いもせず、思うがままにかけるはず。
そのことが書き手の精神に与える安定剤としての役割は決して小さくないのでは?とちきりんは思ってます。
後から自分が過去に感じていたことを振り返ることもできるし、将来誰かに自分のことを理解してほしいと思った時に活用できるかもしれない。
「自分が考えてきたことの記録」「自分が感じてきたことの記録」を、他者の目を気にせずそのままに保存しておくことは、自分の存在の記録であるといえます。
毎日のアクセス数が20だったら書く気がしませんか?
でも、実際に20人があなたが毎日感じていることや考えたことにじっくり耳を傾けてくれるなんてリアルではありえないでしょう?
20人って(リアルな人間と考えれば)相当な数じゃないですか?
その中からいつか“全く飾り気なく表現されたあなた”を理解してくれる人が現れるかもしれません。
私もいくつものブログを読んでいます。
フォローしていないツイッターアカウントでも定期的に読んでいるものもあります。
私が読んでいるという痕跡を残さないほうがいいよね、と思うからサイレントリーダーとして読むのです。
誰かに読まれていることを意識して内容が変わってしまうことを恐れるから。
書くことは人を救ってくれる。
そう信じています。
自分を表現することは誰にとってもとても素敵なことのはず。
多くの人に、完全に匿名で、自分の思うことをそのままに文章にして残しておいてほしいです。
誰も読んでいないなんてことはありえません。
あなたの文章を私は読んでいます。
年の終わりに