制度論も個人の生き方論も結論は同じ!

先日、新刊発売記念として、東京大学大学院の柳川範之教授と対談しました。経済分野の制度論がご専門の柳川先生は、昨年の夏、「40歳定年制」というセンセーショナルな雇用制度を提言した「国家戦略会議フロンティア分科会」のメンバーで、下記の本も書かれています。

日本成長戦略 40歳定年制 経済と雇用の心配がなくなる日

日本成長戦略 40歳定年制 経済と雇用の心配がなくなる日

この本、私は『未来の働き方を考えよう』の初校ゲラができたタイミングで読んだのですが、「言ってることが全く同じ!」と驚愕しました。


アプローチこそ、柳川先生は
・制度論として、国が音頭をとってそうすべき
・そうじゃないと、企業も国も個人ももたない
という政策論的なアプローチで、


一方のちきりんは
・自分が楽しく生きるために、40歳くらいで働き方を見直して、
・人生で二回、違う生き方をするといい感じ!
と、あくまで個人目線なので、180度異なる方向からの分析であり、提言なのですが、


その中身である、
1)現状認識と、これから何が起こるかという予測
2)で、それにたいして、どうするのがベストかという対策
に関しては、ほぼ意見が同じです。


すごいな、あたし!
(?)


てかね、真面目な話、40歳くらいで一回、全員首になる、というか、人生リセットするってのは、考えれば考えるほどいい案なんだよね。



東大教授とお面で写真を撮る日がくるなんて・・


というわけで、会場の方からも意見を聞きながら進行した
柳川先生との対談(前編)
 同 (後編)
もぜひご覧ください。


また、柳川先生からは、私の本への書評もいただきました。ありがとうございます!
→ 柳川先生による『未来の働き方を考えよう』書評


そんじゃーね!