ふたつの未来

未来って両極端だよね。

<未来 A>
・高齢化と貧困化が進んで街には失業者とホームレスが溢れ、
・国も財政破たんして地方は荒廃、都市部は治安が悪化して、
・そこに大災害と原発事故が再発
・円安で物価高が続く中、有望な企業と人は海外流出
・世界中で資源争奪戦の戦争が勃発し、
・貧しい国の子供たちは、爆弾を体に巻き付けてあちこちで特攻する・・

みたいに考えることもできる一方で、


こんな未来を予想することもできる↓
<未来 B>
新技術の開発によって、
・宇宙や海底から新たな資源を獲得できて第二のエネルギー革命が起こり、
・自動車は電気で動いて排ガスを出さず(北京の空気もキレイになって、黄砂も飛んでこなくなり!)、自動運転が実現して事故も減る

・遺伝子解析により病気の予防・予見が可能になり、抗がん剤もピンポイントで効かせることができ、
・再生医療が現実化して、重い腎臓病でも、自分の細胞と3Dプリンタで新しい腎臓が作れちゃう

・スマホは世界どこでもシームレスで使え(ネットも音声通話も月に2000円も払えば世界中で使える!)、
・もちろん両替なんて全く不要。世界中でスマホ+クレジットカードで支払いができる

・どこもかしこも生体認証だから、パスポートも入国審査も不要で、気軽に海外に出かけられ、
・スマホをかざせばすべての外国語が母語に翻訳される

・家庭の経済力に関わらず誰でも、小さなころからネットで英語も学べるし、高度な教育も受けられる。
・今まで教育が受けられなかった貧しい国の子供たちのなかから高度な教育を受ける子たちが現れ、
・彼らの頭脳によって、あらゆる分野でイノベーションが加速する

・その恩恵は世界中に広がり、
・自爆テロなんて馬鹿げたことはやってられないという人ばかりになる

・養殖技術のイノベーションで、世界中の人が海老もマグロも格安で食べ放題となり、
・食料価格が下がって飢えに苦しむ子供たちが減っていく
・生産性の向上で、働く時間はどんどん短くなり、
・余った時間で人生を楽しみ、社会の問題を解決しようと考える人たちが増えてくる。

と、私の想像力は限られているので、この後は、みなさんの考える<未来 B>の姿をお送りください。採用されたツイートは当エントリに掲載します。


私たちは二つの未来のどちらを予想し、どちらに備えるか、自由に選ぶことができます。

ひとつは、「未来はきっとAになる」と予想して、それに備える道。

お金を貯め、子どもにはお受験をさせて就活の練習もみっちりやらせる、自分の家庭だけは治安もよくて安心な場所に不動産を購入しようと、脇目も振らず頑張る道。


もうひとつは、「未来はきっとBになる」と信じて、その中に自分の生きる場所を見つけようとする道。

世の中がダイナミックに変わりつつある今、未来について考えてると心からワクワクできる。


そんじゃーね!


インクジェット時代がきた!  液晶テレビも骨も作れる驚異の技術 (光文社新書)

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↑ インクジェットという技術を説明しながら、3Dプリンター時代の製造業の在り方について推察する本。技術的な部分は難しすぎて飛ばしながら読みましたが、

「3Dのインクジェットプリンターで骨を印刷して骨移植手術する」など医療関係に3Dプリンターがどう使われるかという部分については、技術が未来を変えていくイメージがビビッドに持てておもしろかったです。

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