警察官や刑事をやってた人って、再就職に困らなさそうですよね。
定年退職した警察 OB を雇いたい会社ってたくさんありそう。たとえば、
・パチンコ屋チェーン
・ラブホや風営法がらみの商売を手広くやってる会社
・消費者金融会社
・地上げ屋さんを含む建設業の会社 からは、
・用心棒としてや
・交渉担当として、さらには
・警察との情報パイプとして
・警備会社
・探偵事務所などからは、
・警官や刑事として培った実務能力を見込まれて、
・上場企業や IPOを目指すベンチャー企業からは
・すぐに近寄ってくる反社会的勢力への対応要員として、
・クレーマー対策部門の強面（こわもて）担当者として、
ほかにも（あっちゃいけないこととは思うけど）
・反社会的な勢力のアドバイザリーになったり、たしか前にはどこかの自治体で、
・生活保護申請窓口で申請者を追い返す担当として再就職してた人もいた。
なんですけど、本格的な SNS 時代が始まって、新たなニーズもでてきてると思います。
たとえば、元刑事や警官がこんなビジネスを開いたら？
あなたも私設ボディガードを雇いませんか？
・元カレや、離婚した配偶者からしつこくつきまとわれている方
・個人で芸能活動をしており、ファンの中からストーカー化する人が現れて困っている方
・ご近所との大きなトラブルがあり、身の危険を感じている方
・SNSで執拗な嫌がらせを受けている方、
・小学生の娘さんが、学校の行き帰りに知らない男性からの視線を感じるといって怖がってる、といった方、
お任せください！
経験豊富な元刑事＆元警官のスタッフが、あなたの私設ボディガードを務めます。
下記のサービス内容と料金プランをご覧の上、ご遠慮なくお問い合わせください。
プランA 4時間のイベントの出入りタイミングのボディーガード 3万円から
・自宅からイベント会場、会場から自宅の送り迎えを行います。
・イベント中は舞台の裾で待機し、突発的なリスクにも備えます。
プランB 特定の相手との面談 2万円から
・特定のファンの方に、手紙やプレゼントを返還し、今後の交渉を断つよう依頼
・元カレや離婚した配偶者に会い、リベンジポルノや付きまといをすると、どのような罪に当たるか、過去にそういう罪を犯した人が払うことになった大きな代償について説明
・自分のためにも気持ちを整理するよう説得する他、ストーカー相手を元刑事の眼で観察し、今後の危険度判定も行います。
プランC コンサルテーション 1万円から
・ストーカーやトラブルの相手について探偵調査。その上で、
・どの程度のリスクがあると考えられるか
・どのような対応をすべきか、についてアドバイスします。
・アドバイスには、警察に相談すべきタイミングと相談すべき担当部署名や、将来の通報に備え、証拠を集めるための監視カメラの設置に関してなどのアドバイスを含みます。
プランD ストーカー身元調査 2万円から
・自分や娘をストーキングしているのが、どこの誰だかわからない場合、その人がどこに住んでいるか、どこで働いているかなどについて、張り込み、追跡などの探偵行為を行って割り出します。
・ネット上でのつきまといに関しても、過去の呟きなどから可能な限りのプロファイリングを行います。
芸能活動をしていて、ストーカー化したファンに危害を加えられる人の話は定期的に報じられるけど、
そんなに有名じゃなくても（時には単なる一般人女性でも）目を付けられ、危害を加えられたりストーキングをされてる女性はたくさんいるはず。もちろん被害者が男性のケースもありそう。
今回、小金井市のライブハウス前で刺された女性の場合、本人も親も犯人からのストーキング行為について、事前に警察に相談してた。
いろいろミスのあった警察を責める人も多いけど、たとえ警察側にミスがなかったとしても、出来ることには限界があるでしょう。
なぜなら彼らは「違法な行為をした人」を捕まえるのが役目であって、何も起こってない段階で個人のために使える時間は限られてるから。
警察というのは、日本では例外的に武器の保有や使用まで許されてるし、個人の自由をいきなり束縛する逮捕権をもってるなど、民間一般人とはまったく違うレベルの権力を持ってます。
だからこそ、その行動は法律や組織律によって厳しく縛られてて、柔軟に個別に例外的に、しかも未然に対応する、みたいなことは難しい。
でもトラブルに「遭いそう」と怖れる人は、むしろそういう「個別で柔軟的な対応」を「未然に」やってほしいと思ってる。
今回、切りつけられて瀕死の重傷を負わされた女性。
犯人から「プレゼントを返せ」と言われ、貰った時計などを送り返したと報道されてますが、もしこのときに上記のプラン B を依頼し、
元警察官の男性から相手にアポをとってもらい、プレゼントを手渡しで返しながら、相手の挙動などからリスクレベルを判断してもらうと同時に、
相手の男性には、「自分が元警察官だと自己紹介 → ファンとしての節度を守って応援してほしいと依頼 → 万が一このままストーキングを続けると、どういう法律で処罰される可能性があるかなどを説明」 みたいなことをしてもらってたら、
相手も「やべ」って思った可能性もあるんじゃないかな。
警察に頼んでそういうことやってもらうのは（警察にやる気がないからではなく、人手の問題や法律の限界から）ほぼ不可能です。
だからこそ民間という立場で、この前まで警察官だったって人が提供するサービスに価値がある。
今回刺された女性のお母さんだって、相手の男性が住む京都の警察にまで相談してたくらいなんだから、プレゼントを返す機会を通じて相手の様子をうかがい、諭したりまでしてくれるボディガードが数万円で雇えたなら、費用は払ったんじゃないでしょうか？
というわけで、元警察官 OBの皆さん、ビジネスチャンスです！
えっ、今まで公務員だったから、商売を始めても上手くいく気がしないって？
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