好きな国?

あちこち旅行しているちきりんが好きな国、いくつかあります。


(1)スペイン語圏・・・スペイン、メキシコ、ペルー、キューバなど。将来是非、短期ステイしてみたいですね。数ヶ月くらいかな。午前中はスペイン語学校に行って、午後は映画や美術品を見たり、町歩きをしたり!

ガウディの建築って、サグラダファミリアが有名ですが、実はスペイン各都市にガウディの作品はあって、本当に一目で「あれ!」ってわかります。あの辺りのラインもちきりん好みですね。

基本は「ラテンなノリ」が好きなんです。なんでもかんでも「キャハハ〜」で笑い飛ばすような。それでいて、ちょっとエロティック、ちょっと皮相的、みたいなね。でも、イタリアやフランスは、ちょっとバタ臭すぎる。こねくり回しすぎ。素直さがないんだよね、スペイン的な。

スペイン語圏は、あけっぴろげで、明るいけど、無用に深くない。でも、映画とかもそうなんですけど、「人生を斜めに見ながら笑い飛ばす」独特のペーソスがあります。それに料理も素材がいいから、オリーブオイルと塩こしょうだけでシンプル系のが多くて美味しい。お気に入りですね。

★★★

(2)土着系アジアも好きかな。ベトナムやカンボジアなんて、「この国のためにできることはないかしら?」と思わせる「一生懸命さ」があるよね。あと、好きなのは「混沌」。ちきりんは秩序だったものが好きでないです。特に休暇をすごすなら。(仕事相手は秩序だった人が好きです・・)

ウイグルはねえ・・・別にウイグルでなくてもいいんですけど、あのエリアね。シルクロードの真ん中。砂漠の中の街。あの辺りは、本当「ロマン」を感じます。たぶん数千年で全然変わってないものが残っているからだと思うけど。すごい乾いた空気も、悠久の時の流れを体感させる。ちきりんは、死ぬならあのあたりの砂漠でのたれ死にたいのだ。そしたら、「自然にミイラになって」何千年もかけて朽ちていくんです。そうして人は大地に戻る。

そういう場所です。

なお、アフリカも同じ感じです。「文明ってなんだ?」って思わせる迫力があるよね。こういう場所には。価値観が変わりそうになります。

★★★

(3)ビーチ系の国・・・誰でもかもしれませんが、ほんとリフレッシュできます。モルジブやタヒチなんて「天国?」って感じです。でも、一番雰囲気が良いのは、カリブでしょう。一番最初の「スペイン語圏」に含まれるわけですが、やっぱりロマンチックですよね。あと、お酒や音楽もすばらしく、「人生は享楽!」と思えます。海は、沖縄よりきれいなのは、このあたりまででしょ。アジアのビーチも人気だけど、海だけでいうと沖縄の方がきれいだと思う。ただし、ちきりんは琉球料理が苦手なんで沖縄はイマイチなんですが。

★★★

(4)中国の各都市は、まーおもしろいよね。ちきりんは中国には何度も行っていて、「共産主義が資本主義になる過程」と「経済発展するということ」を時系列に見ていて、なかなか興味深い。しかし、なんといっても中国旅行の醍醐味は、そのエネルギーレベルの高さです。パワー!です。すごいよ、あの国は。中国も将来、数ヶ月滞在してみたいなと思いますね。若返る気がします。

★★★

(5)国として好きってことではないのですが、観光地として「大好き」なのは、古代遺跡系です。アンコールワット、マチュピチュ、パレンケ、エフェソスなどなど。すばらしいです。ちきりんは妄想力が優れているので、こういう場所にいくとすぐ「古代人」になっちゃいます。気分がね。イースター島もすばらしいです。

あとはアラブの国々にある遺跡にいきたいのだけど、治安問題とイスラムのために女性の自由旅行が不便なので余り行けてないです。平和になればいいな。是非行きたいです。

★★★

(6)ヨーロッパの諸都市もキライではないです。すばらしい美術館がたくさんありますからね。ただ、料理が今ひとつ美味しくないところが多いのと、天気が暗いところが多いので、「知的には満たされる」けど、「精神の解放」にはいまひとつ向かないかも。あと、妙にコスモポリタンな都市もいまひとつかも。文化はやっぱり「極端」な方が楽しめます。(住む場合は別ですが)

★★★

嫌いな国は? 

そもそも写真もないのでおわかりと思いますが、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどは、「タダで行ける」と言われても、自分の有給休暇を使うのがもったいないから行かないかもしれない。アメリカ文化もあまり好きではないです。演劇だって、NYよりロンドンの方が、落ち着きがあって観やすいし、グランドキャニオンやナイアガラなんて5分感激、はい終わり、って感じです。ご飯も「BBQしかないんかい?」って感じだし。かろうじて雰囲気のあるSFやボストンでさえ、欧州に何度も行っている人にとっては「うす〜い」ですよね。「たかだか200年の国に用はないぜ!」って感じです。

その他の国で、いまひとつなのは、シンガポール、北欧。シンガポールは、浦安みたいな都市ですね。特定のセグメントに媚びて設計しまくった人工的な都市。北欧は・・・なんもないですから。観るモノも明るい人も美味しいモノも、我らが太陽も。

複雑なのはインド。ちきりんの好きな「混沌」「極端な文化」はあるんですけど、なんせ疲れる国だからな。あまりにも国が「二極化」していて、どっちとして旅行するのか、を選ぶ必要があるんだけど、そうするとどうしても一面しか体験できないし。難しい国です。

まあ、そういうことで。

そのうちまた、おもしろかった体験について、書いてみたいと思います。


あと・・・ちきりんは日本も好きなんですが、とりあえず若いうちは海外に行こうかなと思っています。体力がなくなったら、まったり日本を旅行したいです。行きたいところたくさんあるし。

ということで、

終わり。


また明日!