監禁罪は“いいご身分”の・・

また大阪で「監禁男」が捕まりましたが・・・「監禁」ってさ、他の犯罪とちがうのよね。それは、「誰にでもできる犯罪ではない」ということです。


たとえば、「殺人」も「強盗」も「詐欺」も「暴行」も、やろうと思えば「できる」という人はたくさんいる。普通の人でも、できるんです、そういう犯罪は。

でもね、監禁罪って、大人を1年以上にわたって監禁するって、誰にでもできるわけではないのです。だってさ、まずは場所が必要でしょ。「誰にも侵害されない私的空間」が必要です。

それにね、時間が必要。だってさ、相手は大人なのだから、放っておけば逃げられます。いくら鍵を外からかけたってさ、山の中の洞窟じゃあるまいし、普通の家に監禁していても、一日放っておいたら、窓割って逃げるとか、窓から大声で叫ぶとか、なんらか逃げたり人を呼んだりする方法があるよね。

だから、「見張っている時間」が必要なんです、監禁罪を犯すには。

つまり・・・働けないってことです、誰かを監禁しようと思ったら。働かずにずっと見張っている必要がある。

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でもさ、働かずに、かつ、私的な空間と、あと、その他の生活費を手に入れるって、誰にでもできる話ではないでしょう?

実際今回の犯人も土木建設業者の息子で「資産家の息子」らしいし、前にも北海道の資産家の息子が東京で監禁やってたよね。新潟の犯人は、資産家ではないが、年老いたお母さんがパートで働いて息子を養っていた。

監禁ってのはね、殺人や暴行とちがって、「結構よい身分の人でないと、犯すことができない犯罪」なんです。

「お金は出してくれるけど」「口はいっさい出さない」誰かに庇護されていないと、この犯罪は犯せない。

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でさ、だったら防ぐ方法があるんじゃないの?って思うけどね。

それは、金を出す方が、もうちっと気をつけるってことではないかと思う。


ほらほらそこのお父さん、息子には生活費を十分以上に与えてるけど、過去何年も息子のマンションには行ったことないって?だめだめ、一年に一度は見に行ってくださいね、ってことです。

それだけで監禁罪ってすごい減りそうだ、って思うけどね。

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もっと言えばですよ、「金を出したら口を出すべき」だと思うけどね。これは、株主でも親でも納税者でも同じ。

金だけだして口をださないのは、犯罪助長行為ともいえると思う。納税して選挙いかない、株主だけど経営方針になんの声もあげない、親だけど、子供にはもう何も言えないとか。それって「やさしい」「寛容」だけではないと思う。

一種の無責任。もっといえば「悪行の幇助行為」だと思う。

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それにさ、こういう「いいご身分」の人の犯罪ってのはさ、その「資金提供者」にとっては「やっぱりな」くらいなもんではないかとも思うのよね。本当に「全く想像できていなかった」っていえるだろうか??

仕事もせず、部屋にひきこもり、結婚斡旋パーティにたまーにでてますっていう「40代の息子」が、毎日何をしているのか、気にならないの?お父さん、って思います。なんかやばいかも、って思わないの??全然???って思います。


というわけで、心当たりのある方は、一度息子の出かけた後に、住居をちょこっとチェックしてみた方がいいかも、って思います。別に監禁でなくても、いろんなことがわかるんではないかと。はい。



ではね、また明日