先進国フェーズ II の12年目、秋。

昨日、新国立美術館すばらしい!フェルメール展ひどい!という話を書きました。んで、その時に思いついた話。

「先進国フェーズ I, II, III」ってこと。


先進国フェーズIとは、経済的に先進国であること。
先進国フェーズIIとは、文化的に先進国であること。
先進国フェーズIIIとは、外交的に先進国であること。

なお、それぞれのフェーズは、巧く進んだ場合で「各50年かかる」。



日本先進国双六のスタートは1945年なので、1995年でフェーズIが完了。

フェーズIIの完了は2045年ですね。現在12年経過しており、あと38年。最近の東京のホテル、上記美術館を含む文化施設、海外で認められる様々な文化人をみていて、まあそんな感じかな、と思います。

そして、外交的に先進国になるのは、さらに50年先の2095年。ちきりんはもう生きてません。

フェーズIIIってのは、たとえば「攻撃的武力を持つのか持たないのか」など防衛関係とか、「アメリカに追随する分野と中国側に寄る分野はどこなのか」とか、「台湾、ロシアとどう向き合うのか」とか、そういうことに関する国民の意思が、国の意思として明確に固まっていて(そうすれば)ちゃんと安保理理事会メンバーにもなってると思います。


よくいいますよね。「芸術がわかるようになるには3代かかる」って。一代目が金儲けして脱税のために絵画を買い集め、二代目はそれを投機に使い、三代目がそれを芸術品として扱うのです。


長い話ですね。

んじゃ。