多謝そして、多幸を

みなさま、今年一年、もしくはもっと長く、もしくはつい先月から、かもしれないけれど、ちきりんブログのご愛読、どうもありがとうございました。

今年は年央から特に、非常に多くの方に読んでいただけるようになり、やや戸惑いながらも更新を続けてきました。自分で書く喜びがあるからこそ、一日のアクセス数が数十であった時からずっと書いてきているわけですが、多くの方に見ていただけたり楽しんでいただけることで、それ(=書く喜び)に加えてまた異なる新たな喜びを与えていただいています。

アクセスが増えたことで変わったこともいくつかあります。コメントのすべてにきちんと回答することは時間的にも内容的にも難しくなりました。そもそもコメントをはてなユーザーの方に限ったり、承認制にしないといけない状況になるということが想定外でもありました。

適当にお茶を濁した文章を書く日は、自分でも見えない読者の方に向けた“申し訳なさ”がつのります。トピックを選ぶ時に「こんなこと書くと、こういう反応がきちゃうよねえ・・」と逡巡することも多くなりました。

ごくごく普通のブログを書いている人が経験する、ごくごく当然の一般的な戸惑いや時々の判断を、ちきりんも経験している途上であるってことでしょう。

まあちょっとずついろいろ学びながら、これからも楽しく書いていければいいなあと思っています。そしてそれを楽しんでいただける見知らぬ方が画面の向こうにいくらかでもいらっしゃることは、とってもうれしいことだなあと思います。


★★★


年の瀬です。

幸せな、暖かい、ほっとする休日をお過ごしの方もあるでしょう。一方で新年を祝う気持ちになれないほどつらい状況にいらっしゃる方もあるでしょう。節目の日というのは残酷です。幸せと不幸を増幅する拡幅機のような効果をもっている、と思います。

別に自分に何ができるわけではないですが、それを少しでも感じ取れる人になることは、ちきりんの永らくの目標でもあります。

すべての人にとって、明日という日が生きる意味のある日でありますように。
たったひとつ笑えることがあっただけで、今日という日を迎えたことを肯定できたりすることもあると思うから。


よいお年を、の代わりに、「よい明日を」


そんじゃーね。