政権交代とかけて引越しと解く

今回の衆議院の解散にあたって引退表明をした議員の方が24名いらっしゃいます。政党の内訳別では下記のとおり。

自民党17人、民主党3人、無所属2人、公明党1名、共産党1人
(注:自民党からの引退は18名という報道もあり。また無所属の1名は元自民党。だとすると自民党合計は19名)



自民党議員の引退が多い。

そりゃあそうだよね。今回の選挙は自民党の代議士にとってすごくハードルが高い。今までなら当選は間違いないと思えた人でも今回は当選できないかもしれない。

しかも選挙戦は真夏のめっちゃ暑い時期だ。通常でさえ選挙活動中は数時間しか眠れない、声が枯れてしまうなど、老体の政治家には負担が重い。「勝てないかもしれない」選挙で「真夏の消耗戦」を戦うべきなのか。

というわけで、「つらい選挙をして、それで落選して引退するよりは、今の段階で現役議員として引退したほうがよい」と思う人が多くても不思議はない。


政権交代ってこういう意義もあるんだな、と気がついた。毎回どうせ自民党が勝つよ、という状況では引退なんて全然考えなかったような人も、「今回は勝てない」「しかも野党になるのかも」と思えば、「引退」を考えるわけだ。

民主党側だって高齢者の議員はたくさんいる。でも引退するのは3名だけ。だって「夢にまでみた政権取り!」だもの。でも次回もしも(民主党がすごく失敗して)「やっぱり自民!」という選挙が行われるとしたら、その時は民主党側の「高齢」で「当選が厳しいかも」という議員が一斉に引退を表明する可能性があるわけだ。

ならば政権交代を頻繁に行えば、そのたびに「引退」を考える人が自民、民主側に順番にでる。「かなりのご老体」の方々中心にね。


なるほど。







全然関係ないけど、長期間、引越ししないで同じ部屋に住んでいると、家の中にどんどん要らないものが増えるじゃん。“要らないなあ”と思いつつ捨てるタイミングが見つけられなくてどんどん溜まるでしょ。

それがいざ“引越し”するとなると結構思い切って捨てられるんだよね。だから定期的に引越しするのも大事。で、定期的に不要なものを処分する。すっきりして気分いいし。


いやナンも関係ないけど。





以下、引退表明議員の方々を政党別、年齢順に並べてみました。敬称略<自民党>
津島 雄二(79)
仲村 正治(77)
萩山 教厳(77)
大野 松茂(73)
小杉  隆(73)
河野 洋平(72)
佐藤 剛男(72)
玉沢徳一郎(71)
遠藤 武彦(70)
臼井日出男(70)

                                            • -

鈴木 恒夫(68)
小泉純一郎(67)
岩永 峯一(67)

                                            • -

佐藤  錬(58)
小野 晋也(54)
木村 隆秀(53)

                                            • -

杉村 太蔵(29)<民主党>
藤井 裕久(77)
岩國 哲人(73)

                                            • -

金田 誠一(61)<公明党>
丸谷 佳織(44)<共産党>
石井 郁子(68)<無所属>
野呂田芳成(79)・・郵政離反(元自民党)
前田 雄吉(49)



★★★


ああ、そうそう。

タイトルの続き



「政権交代とかけて引越しと解く」


その心は?


「捨てる決心が付く」




そんじゃー