9月28日の日経新聞に、「東京海上日動火災 / 女性社員を営業職に」という見出しの記事が載ってました。
しかも片面の4分の1をしめる巨大サイズの記事なんだよ。ちょっとびっくり。
- 10月1日からリクナビがオープンするなど、学生の就職活動が始まるタイミングぴったりに、
- ここ数年、男性のハイエンド人材の採用に苦労している伝統的な一流企業が、
- 「我が社は女性を活用します!」と宣言する内容の記事が、
- 経済界御用聞き新聞に、
- 紙面の4分の1も使って、どでかく掲載される。
すばらしいですね。
さすが「経団連企業の広報誌」と呼ばれる日経新聞様です。
★★★
加えて、驚いたのはその内容。
記事の“縦見だし”が「女性社員を営業職に」だって。
今時、女性に営業をやらせるくらいで日経新聞が記事にしてくれるなんて、東京海上はさすがすごい会社ですねー。
この会社に生え抜きの女性役員が選ばれた日には、日経新聞は“号外”を出すかもしれない。
この記事を読んだのが日本語のできるアメリカ人だったら「日本って今、女性に参政権はあるの?」と聞くかもしれない。あたしでさえ「あれっ、昭和の記事?」とか思ったもん。
ひつこくて申し訳ないけど・・「女性社員を営業職に」です。
しかも、これが、今後の会社の目標なんです。
目標だよ!
しかも、社長自らがこれを最重要事項とする方針を出したらしい。
ってことは、社長直轄プロジェクト?
社長自ら先頭に立って!
女性に!!
営業職を!!!
記事には横書きで大きくサブタイトルもついてました。それが、
「管理職の意識から変革」
なるほど。。
東京海上って、女性に営業をやらせるのに「管理職の意識変革」が必要なんだ。
つまりこの会社の管理職の意識では、
「女性が営業職やるなんて、聞いたことないよな」
「他のエリアならともかく、まさか丸の内にはそんな無茶な会社はないんじゃないか」
って感じなんすかね?
やっぱ、日本で一番給与が高い会社は違うなあ。
「日本経済の保守本流企業、ここにあり」って感じですよね。
本社も皇居も見下ろす場所だしね。
感心した。
そんじゃーね。