ご存じのとおり(かどうか)、私はあちこち旅行に行ってるのですが、その中には「ここは、人生観が変わるよね」と思った場所がいくつかあります。
そういうインパクトのある場所を、一つずつ紹介してみようと思います。
言葉より写真の方がよくわかるし。
ということで、今日はケニアにサファリに行った時の記録を。
私と同行者のカメラで撮ったものです。こういう光景が数メートルから 20メートルくらいのところで本当に見られます。
動物がどれも綺麗でびっくりした。キリンはシマウマと一緒にいることが多い。
シマウマもなにげに群れでいっぱいいる。おとなしい動物でも、こういう風景が目の前に現われると、最初はそれだけでちょっと緊張する。
でも、なんといっても衝撃的だったのはこちら。キリンを食べるメスライオン。しかもこれ、ほんの数メートル先で、だったんです。
足の部分の肉を“手羽肉”を食べる時みたいに口でツイィーと引っ張ってました。すごい迫力だった。一時間以上かけて食べ尽くしていきます。木陰でハイエナがたくさん(ライオン達が食べ終えて去っていくのを)待っています。
上下の写真を比べて見みてください。上と違って下ではキリンの模様が判別不能となっており、かなり食べ進んだことがわかります。
そしてこちらは、食べられている仲間を遠くから眺める別のキリン。つらそうだ。
ライオンよりチータの方が圧倒的にかっこいい。
こんな“絵はがき”みたいな光景が目前にあると、緊張で言葉がでてこない。
“バルーンサファリ”と言って、気球にのってサファリができるんですが、緑の大地の上に浮かびあがり、空から地球とその生き物たちを見る。もう最高です。
ロッジからの風景
サファリは早朝と夕方なので、昼間はひたすらロッジでこういう風景を見ながら、ビール飲んだりだべったり本を読んだりしてるわけです。
食事は美味しいですが、電気の利用や水には制限があります。
こういうところで本もパソコンも持たずに日長ぼーっと景色の移り変わりだけを眺めていると人生観が変わります。
世の中のほとんどのことはどうでもいいことだと。毎日“生きるために食べる”というのが人間も含め動物にとっての生きるってことなんだよなと。
行きたくなりました?
遠いし、それなりの費用がかかるのが難ですが、アフリカのサファリはさすがに感動します。
“動物が主役の世界に、人間が脇役として入れてもらっている”場所なんですよね。あと、空間の広がりが“地球“を感じさせてくれる。
ちきりんも是非もう一度行きたいと思っています。
→→→ ココロを揺さぶる旅の記録 第二弾
<ちきりんが世界を歩いて考えたコトをまとめた社会派旅日記。文庫&キンドル版もあります>