実質的な退職日から明日でちょうど100日目。
いい区切りなので、今日は「働かない生活っていったい何してるの?」について書いてみます。
まずは結構忙しい100日でした。
勤務年数がそこそこ長かったので、送別会だけでもかなりの数だったし、年末・年始に入り、退職時にタイミングが合わなかった人からも再度「忘年会・新年会を兼ねて一度食事でも」という話が来つつあり、まだその流れが続いています。
なので、ありがたいことに「会社を辞めたら誰とも会わなくなる」みたいなことは起っておらず、寧ろ働いていた頃より多くの人に会い、密に話をしています。
誰と話しても、会社にいた時より自由に話せて気楽で楽しいです。
働かなくなったら旅行に行きたい!と思っていたけど、こちらについてはチョコチョコって感じです。
金沢や道後温泉に友人、家族と出かけ美味しいものを頂きました。
クリスマスは常夏ビーチで過ごす予定だし、仕事の関係でずっと行けていなかった 2月の雪祭りも予約が完了。
あとは来年の気候のいい頃に、欧州の美術館巡りをゆっくりやろうかなと思っています。
それと奈良や京都に 1週間とか 10日とか滞在してゆっくり回ってみたい。
出張の多い仕事をしていたので、旅行は「ゆっくり滞在型」で楽しみたいです。
美術館や工場やいろいろ行ってみたい!と思っていたのですが、これらはまだまだ実現していません。
辞める直前に夏のコミケに行ってみたのと、ホンダの工場見学、ゴッホ展、世田谷美術館に行ったくらいかな。
来年はもっとあちこちチャレンジしたいです。(AKB48のコンサートにいくとか、試しにネットカフェに泊ってみるとか、やってみたいです。)
韓国語と中国語を勉強し、同時に「日本語教師」の資格もとってボランティアも始めたいと考えています。10月末に日本語教師の資格試験があって、10月はその勉強(独学)が結構大変でした。(まだ結果は来てないですが、落ちてる率7割かな。)
語学についてはお金のかからない方法がいいので、放送大学とかテレビの番組とかを使うと思います。両方同時に始めるのは無理かもなので、来年はとりあえず韓国語かな。
長期的には、「1年のうち数ヶ月くらいアジアの都市に滞在してプラプラしている」みたいな生活ができればいいなと考えてます。
私は日本が好きなので他国に住むことは考えてませんが、でも、数日や 1週間以内の旅行とは違う滞在の仕方ができればいいなと思ってるんで。それを楽しむためにもとりあえずは最低限の語学を学びたいです。
加えて「教える資格」ももっていれば相互に教え合うとかできて楽しそうかなと思っています。
日常をよりきちんと楽しみたい、というのは、かなり実現できてます。
まず、食事は圧倒的にまともになりました。「会社近くのコンビニで買った弁当でランチ」というのがなくなり、食材とメニューをあれこれ吟味し、自分で料理をする回数も増えました。これはとても満足。
あと、ジムに通い泳ぐようになりました。
まだ一回 500メートルくらいしか泳げないけど(それ以上泳ぐと疲れ切って、その日なにもできなくなる・・)、水の中にいるのが好きなので気持ちよいです。
平日の空いている時間帯に通うことができるのが「無職の有利さよねー」と痛感します。というわけで体重は現状維持。
洋裁とかDIYが趣味で、会社を辞めたらアレを作ろう、コレを直そうとか思っていたことについては、全く手つかずです。全然時間がありません。
ネット上で知り合う人とコンタクトすることが多くなりました。特に若い人とよく話すようになった。
このブログ、ちきりんと同世代、もしくはちきりんより年上の読者も多いようだけど、学生さんや、働いて数年目など若い人の読者も多いみたいです。
何度も書いてるけど、若い人がすごく優秀なので、彼らと話しているといろいろ勉強になります。
先日、オンライン英会話のラングリッチの授業を試しに受けてみたりしましたが、働いていたらああいうのも「試してみる」時間自体がなかなかとれなかったでしょう。
他にもこの前はBLOGOSのシンポジウムに行ったけど、仕事している時だったらあれも多分行けなかったし、最近は講演でお話してください、みたいなお誘いも頂きますが、在職中はそんなの引き受けるのは(時間的にも立場的にも)無理でした。
このあたりのネットワークと活動範囲の拡大は、組織と仕事を離れたのでそこそこのスピードで進み始めている気がします。
家族とすごす時間はもっととれるかと思ったけど、最初に書いたように結構忙しく思い通りではありません。
古い友人達で、まだ会えていない人も多いので、来年は少しずつでも訪ねてみたいです。
経済的にやっていけるのかどうかは正直よくわかりません。
とりあえず家計簿を付け始めたので一歩前進。そもそも生きていくのに幾らかかるのか調査中です。
来年は住民税、社会保障費なんかがバカ高いのでどうしようもありませんが、再来年からは落ち着くのではないかと思います。
この面においては、やっぱり「ローンの終わった持ち家(=マンションの部屋)がある」というのが大きく、家賃やローンを払いつつではこんな呑気な生活は不可能だったと思います。 (参考エントリはこちら→「いつでも辞められる」)
生活のペースとか、そういうのは全然崩れないです。昼夜逆転とかするかな?と思ったけど、しないです。
学生とか20代の頃なら夜中まで遊ぶのも楽しかったのでしょうが、今はそんなことしたらお肌が悲惨なことになります。
混んだ電車に乗らずに済むこと、お天気のいい日にゆっくり陽射しを楽しみながら朝ご飯を食べられること、雨なら雨で「雨だー」とかいいながら景色を楽しめること、昼間からお風呂に入ったりできること、ランチにお酒を飲んだらそのままお昼寝できること、夜いつまでもだらだら韓国ドラマを見ていても翌朝のことを気にしなくていいこと、などは、働いていた時にはありえなかった開放感が得られる、本当にナイスなところです。
「無職です」って人に言うことは、たまに説明が難しいし、書類に書いた時に「?」みたいな顔をされることはありますが、今のところ特別な問題は起っていません。
ITの勉強もしたいけど、まだ何も考えてません。退職直前にTwitterを、また、つい最近にスカイプ始めてみました、とかいうすごい低いレベルで進化中(?)です・・・。
あと、本名での活動をいつ頃始めるのか、というのも難しい判断で、まだ当面いろいろやりたいことがあるので来年の夏くらい以降かなーと思っています。
こちらはこちらでまたちょっとした計画もあるんですが手つかずです。
という感じで、働かなくなって 100日目。
てきとーに生きてます。時々「独立したんですね」とか「ライターとしてやっていくんですか?」みたいに言われますが、そういうのではないと思います。働くのを辞めただけ。
なんにも有意義なことせずに、ちんたら生きていきたいです。