年功下落の時代へ!

日本国内で、主に20歳から39歳くらいの消費者に売れている商品やサービスを販売、提供している会社に勤めている場合、


<オヤジ世代>
1950年(戦後すぐ)からバブルピークの1989年あたりまでに働いていた世代


オヤジ:「わしらは必死で働いた。文句も言わずに土日も働いた。だから会社の売上もどんどん上がって、オレ達の給与もどんどん上がっていったんだ。」

   ↓

真実:ちゃいます。顧客人口が急増していた時代だから、売上がどんどんあがり、給与もどんどんあがっただけです。



<オレら世代>
バブルが崩壊した1990年以降に働き始め、今も働いている世代


オレら:「オレだって頑張ってるつもりなのに、ここんとこ売上も伸び悩みだし、給与も全然あがらないよな〜。なんだよ、これ。」

   ↓

背景:顧客人口が増えなくなってるんで、そりゃあ売上も上がらないし、給与もあがりません。仕方ないんです。



<これから世代>
来年以降に働き始め、2050年(60歳程度)まで働く世代


彼ら:「来年から社会人です!頑張って働いてキャリアを形成し、どんどん稼いでいつかは家庭を持ち、家も買いたい。頑張ります!」

予測:多分無理です。これから企業業績は予想を遙かに超えたスピードで悪化し、みなさんの給与は、なんと新入社員の頃をピークとして、どんどん下がり続けます。なぜなら、顧客人口が・・・


“年功下落”時代の始まり始まり〜!



★★★


下記の本の内容を“超抄訳”すれば、だいたいこんな↑感じのことが書いてあります。「ほんまかいな?」って?ホントだよ。ちょっとだけ“抄訳しすぎ”だけど・・・。なおこの本の内容については、最後の「じゃあ、どうするべきか?」の部分を除き、ちきりんの考えとほぼ同じです。

デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)



上記グラフの人口データ出所は昨日のエントリをご覧ください。



そんじゃーねー。