技術立国ニッポン!に関するちきりんのツイートまとめ 

山中伸弥先生のノーベル医学生理学賞受賞が決まりました。スゴイですね! 

業績から言えば“受賞して当然”なのでしょうが、ノーベル賞はタイミングもあり、今年絶対とは誰にも言えません。毎年発表前にあわあわしながら待っていた関係者の方は、心からほっとされたことでしょう。本当におめでとうございます。

そして今日は、シャープの株価が41年振りの安値を付けています。象徴的だなと思います。ふたつのニュースを併せてみながら、「これから日本は、技術で食べていける国になるんだろうか?」ということについて、しばし考えてしまいました。

昨日、今日とこの件についてたくさんつぶやいたので、まとめて掲示しておきます。










追記) iPS細胞分野におけるアムジェンみたいな企業が、日本からでると、みんな思ってる?















ツイート中にでてきたのも含め、過去関連エントリをまとめておきます
ES細胞論文捏造事件
企業内分業のススメ
先進国になるということ  (関連情報:世界の医薬品企業・売上ランキング




昨日、山中先生と一緒に記者会見した京大総長は、すごく嬉しそうで、すごく誇らしそうで、何度も何度も「京大京大」って言ってらっしゃいました。京大としては、山中先生に続く、ノーベル賞をとれるような研究者をこれからもたくさん輩出したいと考えていらっしゃるのでしょう。

そうですね。それが京都大学の使命なのかもしれません。



ところで、IBMやGEのような、時代遅れになってしまい、潰れそうになってしまった、硬直的な大企業を、抜本的に経営改革して立て直した、ジャック・ウェルチ氏やルイス・ガースナー氏のような人を育てることには、京都大学は興味があるんですかね?


ないですよね。
まさか、そんな人材を育ててるヒマはないですよね。
ノーベル賞をとれるような研究者を育てるのに忙しいですからね。
そうですよね。
すみません、こんなオメデタイ時に、へんな質問して。




で、そういう人は、いったい誰が、どこが、育てるべきなんでしょう?




本日シャープの株価、41年振りの安値 151円です。


東電なんて、年収1000万だった人が年収700万円になっただけです。悪いけどそんなにかわいそうな気はしません。でもね。シャープは年収500万円で、めちゃめちゃ働いて、いい仕事してきた人が、(幸運にも会社に残れた場合)年収350万円になるんですよ? あまりにかわいそうじゃない?


この国は、今、どういう人材を育てないといけないのか、もう一回、よく考えてみてもいいんじゃないでしょうか?



いえもちろん、京都大学にはノーベル賞がとれるような研究者だけ、育てていただければ、それでいーんですけど。



20年後、< iPS細胞関連ビジネス 世界売上ランキング トップ10企業> を見るのが、楽しみですよね。  山中先生を輩出したこの国の企業が、何社入ってるのか。ホント楽しみでしょ? これからの日本は、技術で食べていける国になるんでしょうか?



そんじゃーね。