メディアのシニアシフトいよいよ

ここのところ関西に滞在してるので、東京の人とは見てる番組が違うのかもしれませんが、久しぶりにどっぷりと“地上波テレビ”なるものを見たら、シルバーシフトが一気に進んでて驚きました。

ドキュメンタリー番組では、「介護のために社員が海外転勤を嫌がるようになってきた」とか、認知症の母を老老介護する男性の体験談みたいな話が多く、討論番組のテーマにも、老後のお金や健康問題ばかりが目につきます。しかも討論してるメンバーが一番若くて40代・・・


昼間に放映されてるドラマも、何年も前の土曜ワイド劇場が再放送されてたり、いつ見ても同じパターンの刑事ものやサスペンスドラマなど、「こーゆーの、あたし高校生の頃に見てたよ」みたいなドラマが延々と流されてる。もちろん“おしん”も集中再放送中。

歌番組なんてあからさまに「昭和の歌謡」みたいなのばかりで、歌手の顔ぶれが (もはや 20年前とかではなく)40年前から活躍してる人ばかりっぽくてビビります。


新聞に関しては、リーマンショック後の 2008年末から(記事も広告も)一気にシルバーシフトが進んだのだけど、ここにきて、いよいよテレビもシルバーシフトなのなーって思いました。

てか、もうずっと前からラジオ番組の多くはシルバーシフトしてるし、雑誌も、ここんとこ女性誌まで 50代女性にフォーカスし始め、ビジネス誌も、相続だの“終の棲家”だの老後資金だの“墓”だの病院だのの特集ばっかり。

「いよいよ来たなー!」って感じです。


よく見ればバラエティに出てるお笑い芸人だって、「この人も、もういい年でしょ?」みたいなメンバーがいつまでもずっと出てるし、討論番組のメンバーからバラエティのご意見番、いじられ役まで、20代の子なんてごく一部で、大半が40代以上、60代もたくさん、みたいな構成ばっかり。

かろうじてCMでは、キンドル端末始めネット系サービスやデジタル系のガジェットのCMも多いけど、それらだってどの年代をターゲットにしてコマーシャルを流しているのやら。

それ以外だと、生命保険のCMが「80歳でも入れます!」と叫び、育毛剤や女性用かつらのCMなど、明らかにシニア向けの商品が多い。通販チャンネルに至っては商品の大半がおばさん向けの洋服、高齢者向けの健康食品、そして「誰でも使える超簡単タブレット」・・


毎日見てる人は気が付かないかもしれないけど、若い人の多い国から来た旅行者が日本でテレビ見たら、ぎょっとする感じになってるんじゃないかな。

てか、あたしでさえネットで見る情報との格差にかなり愕然とする。


テレビは会社から帰宅して、夜の11時ごろからのニュースしか見ないという人も、そのニュースに出てるキャスターやコメンテーターの平均年齢を計算してみてほしい。これが高齢化ってことなのなってよくわかるはず。

あと、いかにも“若者向けです!”みたいに作られてる番組だって、出てるのは30代後半以降ばっかりだよ。「アシスタントのかわいい女の子」で20代を起用してごまかしてるけど、そうでもしないと画面が“おじさん・おばさん”過ぎて持たないんだと思われる。


数年前まではテレビも「若い視聴者をいかに取り戻すか」にチャレンジしてた気がするけど、今やそれも諦めたっぽい。

おそらく、作り手側の人が本格的に“中高年”ばかりになってきて、自分たちにとって切実な問題を取り上げる傾向が強まってきてることが背景にあるのでしょう。


メディアってこうやって変わっていくんだなーと思いました。


そんじゃーね



<皆様からの感想>





一方、こういうご意見も・・

「八重の桜」って若者向け番組だったのか!? 知らなかった・・