毎年、秋に行っている “ Social Book Reading with Chikirin (SBR w/C) ” を、今年は 8月 8日(土)に行います。
これは、みんなでひとつの本を読み、ツイッター上で本の感想を交換し合うイベントで、過去 3回のイベントには多くの方が参加してくださいました。
これまでの課題図書は、
第1回(2012年) 未来の働き方について考えよう! (グローバル編)
https://amzn.to/3l9c9QQLIFE SHIFT(ライフ・シフト) | リンダ グラットン, アンドリュー スコット, 池村 千秋 |本 | 通販 | Amazon
→ Kindle 版
第2回(2013年) 未来の働き方について考えよう! (自分ごと編)
第3回(2014年) 人工知能について考えよう!
クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場 (朝日新書) | 小林雅一 |本 | 通販 | Amazon
そして第4回目の今年は、戦後 70周年ということで、下記を課題図書に選びました。
近現代史に関して多数の著書のある、半藤一利さんの本です。昭和の 64年間が日本にとってどんな時代だったのか、俯瞰しつつ理解できます。
上記の前半編では、日清日露戦争を経て、日本がどのようにアメリカとの戦争にツッコンで行ったのか、どんな戦争が行われ、最後はどんな状態だったのかと、当時の日本の様子が時系列に綴られています。
単行本しかなかった時は高かったけど、今はキンドルを含め電子書籍、そしてソフトカバー版(紙の本)も 1000円以下で手に入るし、電子書籍なら文字の大きさも変えられて読みやすいです。
ページ数は多いですが、語り口調で書いてあるので、この手の本としては比較的、読みやすいと思います。2ヶ月後の SBR w/C に向けて、ぜひ早めに読み始めてくださいませ。
てかこの本は、日本人ならみんな一度は読んでおくべき本のひとつだと思います。
なお本書には「戦後編」もあり、占領下の日本でマッカーサーと天皇陛下がどう受け止められたのか、鳩山内閣や佐藤内閣は何を目指したのか、財閥解体や農地改革が何をもたらしたのかなど、こちらもとても面白いです。
が、今回のソーシャルブックリーディングの課題図書については、上記の 1926-1945年(昭和の前半版)のみとします。
昭和史戦後篇 (平凡社ライブラリー) | 半藤 一利 |本 | 通販 | Amazon
※課題図書はこちらではなく、ひとつ上で紹介してる“戦前・戦中編”です!
現代史に関しては、学校でも詳しく教えられないコトも多く、今まであまりちゃんと勉強したことがない、考えたことがない、という人も多いでしょ。
でも、あの頃の日本はどんな国だったのか、政治家はどんな判断をし、国民はどんな状況に置かれていたのか。
一度は考えておきたい、知っておきたい、という方に、今回のソーシャルリーディングイベントを、自分の国の近現代史を知るきっかけにして頂ければと思います。
ぜひ予定表にイベントを記載・登録しておいてください!
・第四回 Social Book Reading w/Chikirin → 8月8日(土)の午後3時から5時(予定)
<公開・読書メモ>
私も最初に読んでから何年もたつので、あらためて読み直しました。下記はその読書メモです。
自分用のメモなのでキレイな文章ではありません。誤字脱字をご指摘いただく必要もありません。みなさまの読書のお供としてご活用ください。
→ [file:Chikirin:『昭和史 1926-1945』 読書メモ.docx]
→ [file:Chikirin:『昭和史 戦後篇』 読書メモ.docx]