人生において決定的に大事なこと。
それは、これまでちゃんと「自己決定してきたか?」
いまもちゃんと「自己決定しているか?」ってことでしょう。
人生 80年、もしかしたら 100年かもしれないし、もっとずっと短いかもしれません。
その長さがどうであれ、「問題がひとつも起こらない完璧な人生」なんて存在しません。
どんなに金持ちの家に生まれても、
どんなに容姿や才能に恵まれても、
想像もしていなかった事態に遭遇すること、
必死で頑張ってるのに、まったく思うように進まないこと、
なんで私に?
なんで我が家に?
と思えるような不幸が襲ってくることは、
必ずあります。
だけど、そういう時、
それでもなんとか一歩でも前に向かおう、という気持ちを支えてくれるのは、
「自分は人生を自分で決めてきた。自分で選んできた。
たくさん考え、
たくさん悩み、
たくさんの反対意見や不安に取り囲まれる中で、
最後はきちんと自分で選んできた」
という自己決定の蓄積だと思うんです。
就活すべきか、起業すべきか、夢を追うべきか、
結婚すべきか、離婚すべきか、子どもを持つべきか、
進学すべきか、中退すべきか、日本に住み続けるべきか
仕事を捨てるべきか、チャレンジすべきか、夢を諦めるべきか、
大半の人にとって、人生の決断ポイントは 10個ではとどまりません。
誰だって少なくとも 20個、多い人なら 100個くらいは「自分で選ぶ」分岐点を経験しています。
それらの(すべてとは言わないけど)
それらの大半において、
「自分で決めてきた」という確信を持って生きられたら、
人生で必ずやってくる「こんなはずじゃなかった」ポイントも
もしくは
「なんでこんなことが!」ポイントも、その気持ちを支えにして乗り切れます。
「みんなもそうしてたから」
「親や先生に勧められたから」
「家族に反対されたから」
そんな理由で自己決定する機会を放棄してしまわないよう。
ちゃんと自分で選んでいかないと、何かあった時に自分を自分で支えられません。
私が本やブログで伝えようとしてるのは、結局のところ、この一点に尽きている。
人生を自分で選ぼう。
自己決定しよう。
できるだけ早くから。
できるだけ最後まで。
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