第四次・安倍内閣が「持続可能な全世代型社会保障制度」とか言いだしてて、そのネーミングの巧妙さに心から感心した。
「高齢者福祉の抑制」というまったなしの政策を、どれだけ高齢者の票に影響を与えず言い換えるか。
について厚労省と財務省と官邸があつまって知恵をしぼり、みごとにひねり出したコピーなんだろうな。
まっ、これ=「高齢者福祉の抑制」に限らず、日本としては「そろそろ逃げられないこと。さすがにやらねばならなくなったこと」が増えてきてると感じます。
今回、社会保障制度改革と並び打ち出された外国人労働者の積極的な受入れ策もそう。
これも「いずれ避けられない」とみんなわかってたけど、国民のアレルギーが高くてなかなか言い出せなかった。
でも産業界だけでなく消費者の多くも人手不足を痛感しはじめたこのタイミングなら受け入れられる。だからようやく俎上にのってきた。
でも、まだまだ「早々にやらねばならぬと既にわかってること」がたくさんある。
詳しい解説はまた後にして、今日はとりあえずそれらの一覧を作っておきましょう。
今みたいな画一的な人間ばっかり作ってる教育制度、ほんとに早く変えちゃったほうがいい。
AI 時代がそこまで来てるのに「手に職つけたいから公認会計士」みたいな人間ばっか作っちゃってどーすんのよ。
参考)教育制度に関する対談本(子育て中の方にお勧め)
↓
小学館
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参考エントリ→ 「キラ星スターだけは救いだそう!」
事実婚制度や夫婦別姓を選べる制度はさっさと作ったほうがいいし、子供の親認定の方法も変えたほうがいい。
そうしないと少子化が止まらないよ。
参考エントリ(1)→ 「結婚制度はオワコン」
参考エントリ(2)→ 「姓を変えるということ」
参考エントリ(3)→ 「結婚してても推定親子でしょ?」
幼児教育を親に任せっきりにするのは早くやめたほうがいい。あと、小さい子供の教育はすべて無償化すべき。
参考エントリ(1)→ 「誰が何をネグレクト?」
参考エントリ(2)→ 「インセンティブシステムと弱者支援の違い」
医療業界は全体的に変えなくちゃいけないことがたくさんあるんだけど、とりあえず今、いちばん優先順位の高いのはこれだと思う。
参考エントリ→ 「終末期医療について考えよう」
いったいいつまで「ふたり以上世帯」のデータばっかりいじくってんのか。もはや単身者の統計データのがほうがよほど大事になりつつあるのに。
マイナンバー、さっさと「あらゆる重要な取引」に強制使用させるべき。
不正も汚職も減るし、税金も増える。貯金が数千万円もあるのに年金が 6万円だからと「低収入高齢者」扱いされてる高齢者の優遇策も削れる。
参考エントリ→ 「本当に可哀想なのは誰なのか?」
社会の生産性を一気に高められる方法が目の前にあるのに、なぜやらない?
参考エントリ→ 「生産性を上げるために廃止すべき 10個のこと」
「もたない」ことが明確なものをいつまでもダラダラ放置してると誰も得しない。「たとえ玉砕してでも、あくまで地方活性化を目指す」のがホントに正しい道なのか?
参考エントリ(1)→ 「自治体の減少こそ社会の進歩!」
参考エントリ(2)→ 「次の 50年で 4500万人減るということ」
どう考えても「外国人労働者」より「移民」のほうがいいと思うけどね。
参考エントリ→ 「外国人労働者と移民の違い」
この分野、「社会福祉で喰ってる公務員と業者」が多すぎ。可哀想なのは困ってる人と善意のボランティア。ほんとにヒドい。
参考エントリ(1)→ 「生活保護以外、ぜんぶ廃止したら?」
参考エントリ(2)→ 「介護保険のカラクリ」
参考エントリ(3)→ 「“奉仕の心”と“コミュニティの力”に頼りすぎ」
以上、他にもいろいろ抜けてそうなので、思いついたら追記します。
「新卒一括採用や年功序列の廃止は入らないのか?」って?
入りませんよ。そんなどーでもいいこと。
以上、順不同です。
これらについても早々に(全世代型社会保障みたいな)聞こえのいい言葉に言い換えて、さっさと始めたほうがいい。
どれも憲法改正なんかよりは、遙かに優先順位が高いんだから。