世の中には迷惑な人がたくさんいるよね。
と思って数えてみたら、11種類くらい思いつきました。
名付けて「迷惑な人イレブン」
1.ちょっとしたことでキレて無茶な反撃をしてくる人
駐車違反を注意されたという理由で高速道路で幅寄せしてくるドライバーとか、試験がウザいというだけの理由で学校に放火する生徒、満員電車で肩が当たったとかいって殴りかかってくる人ね。
余裕なさすぎだしバランス悪すぎでしょ。
2.他人の命を利用することで、自暴自棄状態から脱しようとする人
「誰でもいいから殺したかった」「死刑になりたかった」「注目されたかった」などの理由で刃物を振り回したり、車で人混みに突っ込む人。
自分の「モヤモヤ」や「人生の閉塞感」を解消する手段として他人を殺すなんてマジ迷惑。
★★★
このあたりまでは
「そりゃそうでしょ」
って感じですが、他にも迷惑な人はたくさんいます。たとえば、
3.ゼロリスク信奉の人
「リスクがゼロでないことは一切認めない」という価値観を持ち、「リスクよりメリットのほうが遙かに大きいこと」にも反対しまくる人。
ワクチン接種への反対、狂牛病や原発被災地の農作物への過剰反応がこれ。
「リスク3,メリット 48万」みたいなことに対しても「リスクがあるから怖い。絶対反対!」とか言う。
「合理的な判断」の意味を理解できない人。
ちなみに自衛隊が日報を隠したりするのも、「誰ひとり戦死しない軍隊」を求めるゼロリスク信奉の人があまりにウザいからだと思います。
4.必ず誰かの責任を問わずにはいられない人
何か問題があった時に「必ず誰かが責任をとって処罰されなくてはならない」と思ってる人も多い。
「誰にも責任はないけど、事故が起こる」
「誰にも責任はないけど、人命が失われる」
ことも時にはありえるのだという当たり前のことが理解できない。
こういう人のせいで、日本の公園からは遊具が消えてしまい、花火ができる公園もほぼなくなった。
下記に書いたように、日本のスポーツ観光がむちゃくちゃ過保護でおもしろくなくなってしまったのもこういう人のせい。
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5.自分は関係ないのに反対する人
これも迷惑よねー。
なんの関係もないのに、同性婚に反対、夫婦別姓に反対、飛び級に反対、尊厳死に反対、みたいな人です。
こういう人って、世の中の進歩にストップをかけたいのだとしか思えない。
関連過去エントリ
・「姓を変えるということ」
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6.正義感を振り回して自尊心を満足させる人
ワイドショーの「ご意見番」になりたい人ですね。
ネットとかテレビを見て「許せない!!」と思うものがみつかると、所属企業に電凸したり、それを煽ったり、個人情報を晒して私刑を主導する、もしくは、嬉々として私刑(炎上)に参加する。
「世の中の悪さをオレが正してやる」みたいな人。
「影響力の大きい人がそんなこと言ってはいけない」などと、言論統制したがる人も同じ。
それって、
「影響力の大きな人は世の中に忖度し、ちょっとでも問題が起こりそうな発言はいっさいすべきでない」
もしくは
「影響力の大きな人はすべての学術論文を読み、絶対に正しいと確認できたこと以外、発言してはならない」
という意見に近く、もっといえば「有名人は一切なにも発言するな」と言いたいらしいけど、
「誰が何を発言していいか」みたいなルールを、なんであなたが決められるの?
他者の発言で問題が起こりそうだと憂うなら、他人に「しゃべるな」と命じる前に、「こういう意見こそ広まるべきだ」と自分のアタマで考えた「自分の意見」を自分で発信すればいい。
その意見に価値があると思われれば、ちゃんとそっちが拡まるから。
えっ、世の中の人はみんなバカだからオレが正しいことを言っても誰も聞いてくれないって?
あなたの言うことを誰も聞いてくれないのは、それが理由じゃないと思いますよ。
7.自分向けではないモノをわざわざ見に行ったあげく「役に立たない」と怒る人
わざわざ高級店に出かけて行って「高すぎる」と文句をいい、
わざわざテレビ(もしくはネット)を見にいった上で、「くだらない」と悪態をつきまくる人
あたしの場合、自分で選んで入ったラーメン屋のラーメンが自分の口にあわず「まずー」と思っても、「もう来るのはやめよう」と思うだけで、ラーメン屋の悪口を延々と誰かに言ったりしません。
だって、自分の好みに合わないもの、自分には価値のないものでも、それを大好きな人が世の中にいるのはわかるし、そういう人たちの好みをけなす権利が私にあるわけでもないから。
そういうのに延々と悪態つく人って「オレが嫌いなものは世の中に存在してはならない! 駆逐せねば!」とか「オレがキラいなものは、他の人も絶対に嫌いなはずだ!!!」とか思ってるわけ?
そもそもなんでわざわざ「くだらないもの」を見るために自分の人生の時間を消費するの?
「すばらしい!」と口に出す回数より「くだらない」と言ってしまう回数の方が多い人は、人生の時間の使い方を間違えてますよ。
そんな「自分にとってのくだらないもの」にばかり目を向けず、自分にとって「すばらしいもの」をよりたくさん身近におく生活にシフトすべき。
そうじゃないと自分の人生自体が「くだらないもの」になっちゃうよ。
「いやいや、すばらしい時は心の中でそう言ってる。たまたま口に出すのは、文句のほうが多いってだけだ」って?
それ、外から見ると典型的な「後ろ向きなことしか言わない人」なんだけど、敢えて人からそう思われたいの?
8.全員ができるコト以外は言ってはならない、全員が買えるもの以外は買ってはいけないと言う人
誰かが「会社がイヤなら辞めればいい」と言えば、「辞められない人もいるのだ!」と怒る人や、なにかというと「できない理由」を延々と挙げ続ける人、
そんな人の根底にあるのは「オレにできないことは誰も言ってはならない。オレに買えないモノは誰も買ってはならない」という自分中心主義。
彼らは大臣の来てるスーツが高すぎるとか、飲んでる店が高すぎるとかって文句を言うのだけど、
大金持ちが「誰でも買える服」しか買ってはならず、「誰でも行ける店」でしか飲んではならないと本気で思ってるわけ?
外務大臣の専用機(飛行機)を買うことに反対してる人も同じで、「オレも飛行機に乗るときは飛行場で待ち時間が発生してるんだから、外務大臣だって同じように待つのが当然。オレがやってることをお前がやらないのはワガママ」とでも思ってるらしい。
なんであんたと外務大臣が同じ条件でなくてはならないのか、そこを説明しろと。(言いたいが炎上するので言わない)
9.援助を受ける人は、一切、人生を楽しんではならないと思ってる人
生活保護の人が髪の毛を染めてるとか、ビール飲んでると言って怒ってる人。
10.有名人には何をしてもいい、客だから何を言ってもいい、と思ってる人
有名人になら何をしてもいいと思っていて、「有名税」という名で自分のイジメ行為を正当化する人も多いよねー。
自分は一般人だから有名人であるお前にはどんな悪態をついても、どんな人権侵害的な発言をしてもなんの問題もない。
しかしお前は有名人だから、たとえ論理的な反論であっても、一般人であるオレにたいして行うのは権力や立場の濫用である!
みたいな発想はおかしすぎますよ。
あと、お店などで「一円でも払ったら、何をしてもいい」と思ってる客も多い。
よほどストレスが溜まっているのか、誰も自分を大切にしてくれないから威張りたくて客としての立場を振りかざすのか知らんけど、あまりにみっともない。
自分は無名の一般人で相手は有名人だから、
自分は客で相手は店で働く人だから、
「何をしてもいい」
という考えは間違っていると、なぜわからない?
11.見知らぬ他人に勝手に期待して、勝手に絶望する人
ネットやテレビで知ってるだけの人に過大な期待を持ち、勝手に失望して、いきなり怒り出す怖い人達。
地下アイドルのストーカーになっちゃう人もたぶん同じ。
これについては下記のエントリに詳しく書いてます。
・「勝手に期待し、勝手に絶望する人」
★★★
以上、1と2は「誰でもわかる迷惑な人」だけど、3以降って、それがどれほど周りの人や社会に迷惑か、本人も意識できてない場合が多い。そこがまた迷惑なとこなんだよね。
あと、1や2に比べて、3以下の人の迷惑の度合いはたいしたことない、と思ってる人もいるんだけど、それは大きな誤解です。
私の感覚では3や4、そして5の人が世の中、社会に与えてる損害は、1や2の人が与えてる損害より遙かに大きい。
「いるいる! こういう人、ツイッターの中に多くてウザイ」というレベルの話でなく、実社会のあちこちにいて世の中の進化の邪魔をし、この社会をどんどんつまらなく、閉塞感に溢れた社会にしてしまってるのは、3以下の人たちなんじゃないでしょうか。
しかも1や2の人は逮捕して牢屋にいれることもできるけど、3以下の人は取り締まることさえできない。
ほんと迷惑!