先日、honto さんのご協力により、『マーケット感覚を身につけよう』の発売記念イベントを行いました。
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法posted with amazlet at 15.02.25ちきりん
ダイヤモンド社
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いつもの大規模な講演会とは異なり、今回は少人数(といっても 50名)を招いての、参加型イベント。
会の冒頭、私がホワイトボードに書いたのはコレだけ。超シンプル。
最後は投票で優勝チームが決まり、メンバーには賞品の“ちきりんお面”が贈呈されました!
イベントはとても盛況で、多くの方がブログやツイートで感想を書いてくださいました。
@InsideCHIKIRIN 今日は本当にありがとうございました!優勝祝賀飲み会なうです!笑 あと、ちきりんさんの3Dお面の精巧さには感動しました! pic.twitter.com/Zm5pR5x5so
— sue (@kichimp) 2015, 5月 27
ちきりんさんのイベントに初参加。最高に価値ある90分。すごい密度と速度で、年齢も性別も異なるチームで力をあわせるダイバーシティの快感。終了後は本婚チームで打ち上げ。ちきりんさん、主催のhontoさん、全参加者の皆さま、ありがとうございました。たのしかったー
— mick (@mick_115) 2015, 5月 27
娘預けに片道1時間半を二往復する価値のあるイベントでした。楽しかった。明日はダンナの会社の展示会のヘルプに行くのですが(今日はサボらせてもらった)どんな価値を求めてお客様が来るのかを意識をして対応しようと思います。きっと昨日と違った接客が出来るはず
— norifnenko (@norifrep_1109) 2015, 5月 27
ちきりんさんのイベントからずっと、自分の「価値」について考えてる。時期的にどうしても就活と絡めてになってしまうけれども、自分が何ができる存在なのか、また、人生をどう楽しめるか、そういうところに想いを馳せていきたい。
— ひからたぱーーーーーく (@hawk_____) 2015, 5月 27
ちきりんさんの参加型イベントに参加してきた。楽しかった!ちきりんさんも途中話し合いに参加してもらえた事がより良かった!自分の周りの価値を考えるっていうのは自分自身を客観的に考える良い機会になるし就活とかで必ずやる下手な自己分析より断然良いなと思った。習慣付けたい!
— まりのこ (@in_MARINOKO) 2015, 5月 27
ちきりんさんのイベントとても楽しかった。友だちできた。もともと私にとってこのイベントは、ちきりんさんに会える価値があったのだけど、さらに好きな本を通じて同じような考えを持っている人に出会える価値もあった。
— wanko (@wanko0605) 2015, 5月 27
楽しんでいただけて良かった。
そして何より、「とにもかくにも“価値”を考えるのが何より大事なのよ!」ってのも、しっかり伝わっていて、とっても嬉しい。
★★★
ところで皆さん、「本の価値」ってなんだと思います?
「自分が知らなかった知識が得られる価値」
「想像もしていなかった世界と遭遇できる価値」
このあたりまではスグに思いつきます。
でも、本が提供できる価値って、他にもたくさんあり得るんです。
「できる限り多くの、本が持ちうる価値を挙げてみて」って言われたら、他に何を挙げますか?
今回のイベントでは、
「友達ができる価値」
「旅する仲間が見つかるという価値」
「結婚相手が見つかる価値」
「ときめきが得られる価値」
「楽しい気分が得られるという価値」
「オレオレ詐欺が防止できる価値」
「子供が泣き止むという価値」
「 DV など、センシティブで個人的な問題が解決できる価値」
「孫とおじいちゃん、子供と親が距離を縮めることができる価値」
などの価値も、本に持たせることができるのでは?
てか、そういう価値をもった本って、どんな本なの?
どんな本を創れば、そういう価値を提供できるの?
という順番でディスカッションを進めました。
こうやって価値から考え始めると、市場で求められているモノやサービスがどんなものなのか、より想像しやすくなるんですよね。(新刊に書いた ANA の例題と同じです)
たとえば最初に挙げたふたつの本の価値、「知識を得る」と「世界を拡げる」は、似ているようで全く違う価値です。
前者は“深さ”(専門性)が得られるという価値であり、後者は”広がり”が得られる価値なので、両者は縦と横の関係にあります。
このため、知識が得たいなら専門コンシェルジュのようなサービスが求められるけど、「世界が拡げたい」なら、専門家の推薦ではなく、
「毎月ランダムに本が送られてくるサービス」とか、「適当に集められた人が、自分が絶対イチオシ!と思う本を適当な相手と交換する」みたいな、闇鍋的サービスの方が価値を提供しやすいとわかります。
マーケット感覚とは、「潜在的な価値に気が付く能力であり、それを高く評価してくれる市場を見つける能力」だということで、
かなり駆け足ではありましたが、今回は参加者のみなさんに、実際に「価値から考える思考プロセス」を体験していただきました。
参加者の方が(みんな初対面なのに!)気負わず積極的に議論してくださり、運営スタッフの方も事前準備も含め、きめ細かいサポートを提供してくださったおかげで、本当にいいイベントになりました。皆様には心から感謝しています。
↓ 価値から考える、そんな思考法はこの本に詳しく書いています。
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