2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧
居住用不動産について「購入か、賃貸か」という比較や論争をよく見ますが、その大半が「お金の比較」であることにいつも違和感を覚えます。「自分の住む家って、大事じゃないの?」と思うからです。基本、人間は大事なものを経済的比較で選んだりしないんで…
若い人が言う。「大人の言うことは信じられない」「自分たちの生き方を押しつけるな。」 大人達が言う。「時間がたてばお前にもわかる」「お前のためを思って、言っているのだ。」 たとえば、勉強が嫌いな中学生の息子に親が言う。「勉強しろ」 子供が言う。…
どっかの市職員で、市長が音頭をとった「メタボ対策チーム」に入り、太った体で真夏の朝からジョギングしてて突然死された方がありました。かたや、高齢でヘビースモーカーのタレントが24時間走るという無謀なイベントに視聴者の半数がチャンネルを合わせ…
最近、あちこちの食品会社のでたらめさが報道されますが、これって「内部告発」ですよね。昔はほとんどなかった内部告発が、最近はすごく増えているんだと思います。いったい誰が告発するのか?正社員で、告発の時点でまだ働いている人、これからも定年まで…
この前、尾崎豊のステージの様子を特集番組で見てたんだけどね。ビンビンと“怒り”が伝わってきたんだよね。ほとんど“怒り”が服着て唄ってます、みたいだった。で、ああ、これって若いことの特権だよね、と思った。特権というか特徴というか。どの時代でも、…
ブラジル旅行記のところで書いたけど、日本人が移民するまでブラジルでは、“収穫を増やす=作付け面積を増やす”でした。そこへ移住してきた日本人が、“同じ作付け面積で収穫を増やす方法” を持ち込んだのです。これは非常におもしろい話です。というのもコレ…
ニュースで「食糧自給率が13年ぶりに40%を割り込んだ」と言っていた。ふううん、と思ったのだが、まずはこの40%ってのが何だか知らないことに気がついた。これは、「総消費カロリーの40%なのか?」 「総消費グラム数の40%なのか」 「総消費額(円)の40…
欧米はもちろん、中国や韓国でも、40代で大企業、一流企業の社長や政治リーダーになる人は珍しくありません。そういう世界の潮流に逆らって、日本ではそのひとつ上の世代がリーダー層として実権を握り続けています。これはなぜなのでしょう? 思いつくままに…
二十数年前に欧米を旅行した時、日本と大きく違うと思ったのが、シニア層の姿でした。当時の日本では“年をとる”ことは、間違いなく“ネガティブなこと”でした。みすぼらしくなっていくこと。元気がなくなっていくこと。楽しくない人生になっていくこと。でも…
ちきりんが初めて海外旅行に行ったのは既に四半世紀前にもなります。その頃、つまり欧米先進国で20年以上前に見たことの多くが、最近は日本でも見られるようになってきました。たとえば今は日本のコンビニやファミレスで中国人アルバイトを見るのは今は珍し…
“帰納と演繹”というのがありますよね。「いくつかの個別の事例から一般的な原則を導く」のが帰納で、「一般原則を適用して、論理的推論により結論としての個別例に行き着く」のが演繹、だと思います。ちきりんはモノを考える時、圧倒的に帰納的に考えること…
大学生の頃、同級生に「ちきりんに一番似合わない言葉は“努力”だ。」と言われました。 自他共に認める“努力できない女”ちきりんです。最近はどっちかいうと“やる気のない女”って感じか。いや“女”とかいう必要はなく、“やる気のない奴”って感じですね。昔はま…
海外旅行保険って、ご存じですよね。最近はカード付帯保険があるからかけない人も多いかも。ネットでも申し込めるし、空港でその場でも加入できる。いままで病気になったことのない人なら。 というのは、こういう保険を申し込もうと思うと一番最初に自己申告…
物騒なことが多い昨今、しばしば危機管理の必要性が叫ばれます。危機管理の方法は大きく分けて3つあります。(1)対応動作を決めておく。 (2)予行演習をしておく。 (3)保険をかけておく。 (1)は「危機管理マニュアル」を作り、組織内で共有することです。自治…