2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

街の風景が変わる

2009年11月26日、日経新聞の一面トップ記事の見出しは「JTB、国内200店閉鎖」だった。200店という数は全体の2割にあたるらしい。流行り言葉を借りれば「販売チャネルの組み替え」であり、旅行は「店舗の窓口で売る商品」から、「ネットで売る商品」に変わっ…

“昔の若いモン”は・・

「若者の海外旅行離れ」という話をよく聞く。それがホントなのかどうかは別の検証にまかせるとして*1、今日は別の視点から考えてみる。というのも、この話に関して聞くのは「なんで、最近の若者は海外旅行に行きたがらないのか」という方向の話ばかりだから…

“睡魔>ミーハー心”

帰国後の最初の食事です。 セブンイレブンのおでん! ああ、美味しい国だわ〜、ホントに。コンビニおでんでこのおいしさ。 泣っ! 機内で、前の席に香取慎吾くん、斜めあっち側に三谷幸喜さんが座っていた。通路でふたりで「よっ、お疲れさん!」とか握手し…

国の借金額  3つの視点から

今日も国の借金について。一応断っておきますと、別に毎日毎日、国の借金について考えているわけではなく、先週ちょいと考えたことを文章化したところあまりに長すぎたので3回に分けただけです。 で、先日のエントリでは「国債残高800兆円」と書いたのです…

国より先に潰れるもの

国の財政破綻の話の続き。今後どんどん財政バランスが悪化すると、消費税20%とか所得税アップとか、まずは税率が欧州並になるんだと思うのだけど、その後、それでも破綻に向かうとしたら現実的にどういうプロセスなのかな〜と考えてみた。で、おそらく国の…

案外、破綻しない不思議なもの、3つ

「このままでは日本はもたない。いずれ財政破綻するだろう」 「このままでは北朝鮮はもたない。いずれ体制は崩壊するだろう」という話は過去 20年くらい聞く話ですが、全然その兆候もなく、次の 20年でホントに崩壊するんだろうか?というのが注目です。 企…

現地コミュニティ新聞から見えるもの

NYでラーメン屋など日本飯屋にいくと、現地の日本人向けコミュニティ新聞が無料で置いてあります。それを暇つぶしによく見るのですが、なかなかおもしろいなあと思うので、それについて書いてみます。無料誌なので広告ばかりなのですが、実際、記事より広告…

相対的貧困率あれこれ

ちょっと前に発表された日本の相対的貧困率が 15%ちょいというのは、どうリアクションしていいのか微妙な数字だな〜と思いました。日本は「不動産をもってたり貯金を貯め込んでいる、でも、フローの収入は低い高齢者」がかなり多いと思うので、できれば 60 …

いざっ、友愛社会へ

蓮舫議員が先端科学技術系の予算に関して「事業仕分け」しちゃおうとしてる件が話題です。科学者の皆様が怒り心頭で大変なことになってて・・・混乱Loverな私はワクワクしています。 実はちきりん最近は日本を離れてるので時事ネタに疎いのですが、ネットで…

要)生活保護の再設計

生活保護は2009年の7月で受給者数が171万9971人、受給世帯数は124万4660世帯。これは日本の人口の1.3%、世帯数の2.5%です。年間支給総額は2兆円ちょいでしょうか。“100人に一人以上が生活保護で暮らしている国”“40世帯に一世帯が生活保護で暮している国”に…

人生は早めに諦めよう!

すべての人は、いつか人生を諦めなければなりません。なぜなら人は皆いつか死ぬからです。その時点では、誰もが人生を諦めることになります。けれどその前に、「いつ、どのタイミングで、どんな理由で、人生のどの側面を諦めるか」ということは、人によって…

高すぎませんかね・・

先日ポストに入っていたマンションの広告です。二子玉川という、渋谷から6駅目の私鉄沿線です。ニコタマと呼ばれてる“ミセス向けのおしゃれな街”で、駅から徒歩数分(一番遠いエリアでも10分くらい)の巨大な再開発地域にたつタワーマンションです。まあ、立…

人材の最適配分

“天下り”って官僚だから(国民の税金である予算が配分されるという点では)問題になるけど、この仕組み自体は実は大企業はどこでも同じことをやっていますよね。 社長はいろんな役員と仕事をしながら次第に自分の後継候補を絞り込み、「次はこいつに任せたい…

おちゃらけ損害保険

10月31日の日経新聞に「エース損害保険は11月1日、振り込め詐欺の被害額を保障する保険を国内で初めて販売する。一人当たり月額50〜200円の保険料を払えば、30万〜50万円を上限に被害額相当の保険金をもらえる。」という企業発表記事が載っていた。そんな名…

経済産業省、正社員のためのハローワークを創設?

以前“仕事より人が多い”ということ、というエントリで「正社員の貸し借り市場ができるかもしれないね。そんなことになったら派遣切りで失業した人は益々就職できないね」と書いた。それが9月8日だった。一ヶ月半後の10月22日の日経新聞に下記のような記事を…

ドラフトに見る時代の価値観

先日行われたプロ野球のドラフト会議より。 菊池雄星選手 ・1991年(平成3年)6月生まれの18才 ・アメリカか日本か、については徹底検討 ・ただし、日本の球団の中ではどこでもOK。こだわらない。 →「球界で一番のピッチャーになりたい」平成生まれ 長野久…