全国紙の新聞各紙が昨年からこの春にかけて、文字のサイズを拡大しました。
ディズニーランド(あんどシー)が、60歳以上向けのパスポートの発行を始めました。
リクルート社が、“50歳以下お断り”の雑誌「コレカラ」を発行します。リクルート社初めてのシニア向け雑誌です。しかも名前が「これから・・・」
JTBの「ゆったりツアー」は「急に体調を崩されてキャンセルの場合は、キャンセル料が半額になります。」の特典付き。
★★★
来た来た来た!
って感じがするよね。
紙の新聞の広告って、最近「シニア向け商品」ばっかりなんだよね。ここ2年くらいそういう傾向。だってもう若い人は紙の新聞読まないのだもの。だから広告もシニア向けばかりになってる。クルーズ含むパック旅行 for 金持ちシニア、“紅葉を見に行くバスツアー” for 一般シニア、健康食品、白髪染め、などなど。
地上派テレビも一部の番組をのぞくと、一気にシニア層ばっかりが見る媒体になりつつある。若い人、一部のスポーツ番組しか見ないでしょ?
ので、次はテレビCMの内容が変わってくると思うな。「ナレーションがゆっくり」とかになるんじゃないかと。あと、○年後にはテレビのCMも「入歯洗浄剤」とか「補聴器」とか「電動ベッド」とか・・・そんなんばっかになってるかもよ?
駅やデパートのエスカレーターのスピードも、すんごいゆっくりになったりするんじゃないかな。ビルのエレベーターのドアとかも、ゆっくり開閉するようになったりとか。デパートでも、シニア向け売り場が増えたり、ちょっと一休みのベンチが増えたり。スタバも「ひらがなのメニュー」とか用意するとかね。これからは「グランデ」じゃなくて「大カップ」だす。
今までは「購買力」と言えば、20代から30代の独身女性あたりがターゲットだったのだと思うが、ここ数年はやっぱ「団塊」だよね。パッケージ旅行なんかも「ビジネスクラスが標準設定」で、ひとりあたり100万円みたいな値段なんだよ。クルーズも。夫婦で200万円???あの〜、それって若者の年収なんですけど・・って感じか。
日本はこれから若い人にとっては、“たるい”国になると思う。ある意味、スウェーデンみたいな国になるというか。
まあ、シニアの人は住みやすくなると思いますよ。去年法律ができてから、あちこちの駅にエレベーターが設置されたしね。
今は「普通のけーたい」の他に「らくらくフォン」がある、という構図だが、将来は、デフォルトがらくらくフォンで、一部の機種だけが「若者向け!に特別仕様!!」とかで売られるようになると思うよ。
「すべての税金はシニアのために!」
「すべての開発経費はシニアのために!」
ってことか。
んじゃ。