ニュースで学ぶ高齢化社会

24日、埼玉県本庄市で踏切事故がありました。


JR高崎線の踏切で、遮断機が降りている状態なのに、踏切内に男性(70才)がいて、落とした食品などを拾っていました。

たまたま通りがかった女性(60才)がそれを見て驚き、踏切内に入って男性の両脇を抱え、踏切の外に出して助けようとします。

ところがその直後に電車が通過し、二人は電車にはねられてしまったのです。


ほどなく男性も女性も亡くなられました。見ず知らずの男性を助けようと踏切に入った女性には頭が下がります。しかもご自身が亡くなられる直前まで、「おじいさんは大丈夫?」と、男性が無事だったかどうか気にされていたとのこと。


この女性は、一緒に暮らしていた母親(90才)が入院しており、毎日見舞いに通っていて、この日も自転車で病院に向かうところでした。

女性の家の近所に住む友人(77才)は、「明るくて気立てが良く、優しい人だった」とコメント。


女性が亡くなった後、病院に駆けつけたお姉さん(68才)は「人助けでこうなったと聞いて、すこし心が落ち着いた」とのこと。

この事件を報じた朝日新聞の記事は、女性のお兄さん(63才)のコメント(以下)で締めくくられていました。


「最後にいいことをしてなくなった妹が誇らしい」、でも「60くらいで命を失うとは・・・」



ご冥福をお祈りいたします。



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