ニュースで「食糧自給率が13年ぶりに40%を割り込んだ」と言っていた。
ふううん、と思ったのだが、まずはこの40%ってのが何だか知らないことに気がついた。
これは、「総消費カロリーの40%なのか?」
「総消費グラム数の40%なのか」
「総消費額(円)の40%なのか」
とかね。
カロリーなら「カロリーの高いモノを日本で作ればよい。」ということ。脂身の多い霜降り肉とかお米とかかな。
総グラムなら重いものを日本で作り、軽いモノは海外から輸入すべき、となるし、総消費額なら高いモノを日本で作ればよい。というか、同じモノでも日本で作れば高いのですが。
というわけでよくわからないので調べてみたが、いろいろな計算方法があるみたい。グラムの場合とカロリーの場合とお金の場合と。
ふうん。なんか、適当に都合のいい数字を使っているんじゃないかという疑いがでちゃいますね。
それにですね、40%って海外と比べると悪いのかもしれないが、絶望的な数字じゃないと思います。
だって日本で消費されてると計算されている食料のうち、4割近くは廃棄されてます。これら廃棄分も上記のどの定義でも食料として流通したとして計算に含まれていると思います。だって個人がスーパーで買った食品は全部消費されてるという前提なんでしょ。でも実際にはそんなこと全然ないよね。
だとすると、実際に必要な食料は現在の流通量の6割くらいのはず。
そして、日本人の多くが「カロリー過多摂取」状態です。今より2割くらい摂取量が低くてちょうどいいくらいでない?成人病も少なくなってちょうどいいじゃん。
というわけで、今、輸入されている食料を全部ストップすると、食料の量は4割になってしまうわけだが、「それで十分なのでは?」という気もします。
もちろん、大半が輸入される大豆がなくなって醤油がなくなると困るとか、そういう偏りはあるでしょう。でも全体としては、「輸入分は、まるまま“不要な食料の分”」って感じがします。
じゃね