昨日、「世界の市場は一体化しつつあるよん」という話を書きましたが、ちきりんはビジネスだけではなく、もっと根本的なことも「世界はひとつ」という視点で考えるべきだろうと思っています。
その根幹にあるのは人口です。日本は“少子化少子化!”と騒ぎ、多額の税金を投入してまで「子育てを応援しよう、少子化をなんとかしよう!」としています。
ですが、世界全体でみれば「人口問題」とは明らかに「人口が増えすぎて困る問題」です。
みなさん、世界の人口を何億人だと習いましたか? たぶん小学校の半ばくらいで習うので、その数字が下記グラフのどの年にあたるか、確認してみてください。(ただしその数字をつぶやいた瞬間に年齢がバレます。なので、それを利用して年齢を誤魔化すことも可能です。)
ちなみに現在の小学生が習っている世界の人口は、2010年の68億人でしょうか。そのうち26億人(全体の38%=4割近く!)が中国人とインド人だということも習ってるんですかね・・。
(アメリカの統計局 USCB による2008年のデータ、20年ごとにピンクにしてます。)
世界人口は今後もどんどん増えると予想されていて、40年後には90億人を超えると言われています。しかも、今の68億人のうち先進国ライフを送っているのはせいぜい10億人ですが、将来は90億人のうち30億人くらいは先進国ライフを送ろうと狙っています。
こんなんもう無理ですよ。
エネルギーと食料が足りないもん。環境汚染だって、どんだけ進むんだか・・
なので、日本はもう人口なんて増やさなくてもいいです。世界中に人が溢れて、エネルギーと食料の熾烈な取り合いが始まるっていうのに、
・日本列島には子供が少なくて困っているので、
・日本列島の外には多数の子供も含め89億人も人が溢れかえっていて、彼らは食べるものにも困っているんだろうけど、その子達&人達を絶対日本には入れたくない、
・けれど、日本列島内ではどんどん子供を増やしたい。
って、なんか変じゃないですか?
そんなことにナンの意味があるんでしょ?
日本もどんどん人口を減らして、世界に貢献しましょう!
ペットボトルのリサイクルなんかより、そっちの方がよっぽどエコです。
地球にやさしく!
そんじゃーね!!
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<追記&関連ツイート>
20年後のダボス会議では、みんな必死でいかにして人口を減らすかを話し合ってると思う。まあ、開催場所はダボスじゃなくて昆明あたりかもしれんけど。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2011年9月9日
20年後、日本を始めとする先進国は国内では少子化対策をうちながら、アフリカや中南米、フィリピンやカンボジアには「子供減らせ!」と言うのかな?まさに、「何様?状態」
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2011年9月9日
出生権取引とか言い出しそう・・・。 QT @InsideCHIKIRIN: 20年後、日本を始めとする先進国は国内では少子化対策をうちながら、アフリカや中南米、フィリピンやカンボジアには「子供減らせ!」と言うのかな?まさに、「何様?状態」
— おくのかど台 (@okukado) 2011年9月9日
まことに勝手な政府の都合。自国の財源と労働力がほしいだけなので、移民や外国資本からできるだけ税金とれる仕組みが作れればこんなこと言わない気がします。RT @InsideCHIKIRIN 少子化対策とか不要ですから。 http://t.co/Deufs2w
— makoto (@makotodance) 2011年9月9日
だいたい日本の政府は、困るとすぐに「産めよ、増やせよ」と言いだす。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2011年9月9日
「産めよ、増やせよ」の目的が変わっただけ。(昔は徴兵するため、今は年金原資を払わせるため)
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2011年9月9日