韓流スター結婚報道から

先週、韓国のクォン・サンウさんという人気男優が元ミスコリアのタレントさんと結婚すると発表したんですが、それに関する報道がめっちゃおもしろく突っ込みどころ満載なのでご紹介しましょう。記事はすべて朝鮮日報の日本語オンライン版から引用です。

ちなみに男性が31歳、女性は27歳。女性の方がいわゆる“恋多き女性”で過去にいろんな恋人との報道があり、つい8ヶ月前にも他の有名人と別れたばかり。

その時の会見で「当面誰も愛せないかも」と泣いてたくせに、ということで、男性側のファンにはぶーぶー言っている人も多い、という背景があります。


★★★


まずは男優側の記者会見について

クォン・サンウは、生後6カ月で父が肝がんで死去し、母が苦労して育ててくれたことを、目頭を熱くさせながら語った。サンウは「結婚したとしても、妻は第1ではないと思う」と語り、母の面倒を見たいという思いをのぞかせた。

結婚の記者会見で「結婚しても妻は第一ではない。」=「第一は母だ」って言葉に出して言うってすごくないですか?

日本とはだいぶ違うよね。日本だったらこれで結婚を考え直す女性がいてもおかしくないかも。
反対に韓国でお母さんになるなら「息子」を生まないとね、と思わせるコメントですね。“超オモニ文化”の韓国ならでは。


★★★


これは結婚会見前の熱愛を報じる記事ですが、ほのかに韓国的だなと思えます。

二人の熱愛説を証言する芸能関係者は後を絶たない。また、クォン・サンウとソン・テヨンが結婚適齢期であることから、結婚を前提にした交際との見方も一部から出ている。

「結婚適齢期 → 結婚を前提にした交際との見方」って、その辺のOLさんとサラリーマンの結婚話みたいですよね。芸能人同士の結婚(特に男性側はトップスター)でも、こういう概念ってあるんですかね?


★★★

特にクォン・サンウは韓流スターの中でもトップクラスの一人だ。国内でも多くの女性たちの心をときめかせた「万人の恋人」であるだけでなく、韓流ブームを巻き起こしている地域すべての、すなわち「アジアの恋人」であるといえる。

そんなクォン・サンウが「一人だけの恋人」になる結婚を発表したことにより、ファンが減り、活動範囲が狭くなり、収入も減るとの見方が支配的だ。

しかしこのような意見には、結婚という問題は個人の「幸福追求権」の問題という考えが欠けている。


・・・大げさすぎないか?


★★★

クォン・サンウの結婚のニュースが中国大陸をも揺るがしている。

揺るがしてないと思うよ。中国大陸なんて・・

中国は今、オリンピックとテロ対策と株暴落で忙しいんだから。




続けて記事は、

ある女性ファンは「ドラマの中のクォン・サンウの涙を見ながら、男の涙もこんなに美しいということを初めて知った。クォン・サンウの結婚のニュースを聞いて血の涙を流す女性たちが多いだろう」と落胆と失望を隠さなかった

血の涙って、こういう時に流す涙なのか?


★★★


これもおもしろい。

クォン・サンウが結婚を認めたことに対し、ファンは「心からお祝いしたいが、できない」といいながらも「もう決めたのなら、ぜひ幸せになってほしい」「本当の愛を見つけたのであるよう祈る」「あなたの幸せを心から応援する」と祝福した。

だが、その一方で「結婚しないと信じていた」「これは違うと思う」「もう一度考え直して」と無念さを隠しきれないファンもいる。一部は心配のあまり「ガッカリ」「相手がソン・テヨンと聞いて余計に傷ついた」とも。


「これは違うと思う」って、  「何がちがう」?

「もう一度考え直して」って、  考え直すと本気で思う?

「結婚しないと信じていた。」に至っては、なんでそんな突拍子もないことを思い込むに至ったのか、是非じっくり聞きたいところだ。


若干揚げ足取りだが・・笑えます。


★★★


それをうけて、本人が、

そして、「僕、サンウとソン・テヨンさんの出会いは皆さんに祝ってもらえないものですが、それでもファンの皆さんに真っ先にこうしてメッセージを送るのは、皆さんに対する僕の誠意であることを信じてください」と理解を求めた

かなり極端なこと言ってますよね。
日本ではもう、本人がここまで言わないといけないほど芸能人の結婚を責める風潮はないと思うけど・・・それともジャニーズ事務所が強すぎてこういうこと(人気スターの結婚自体)が未然に潰されてるってことなのか?


★★★


最後に極めつけ。

最後に、「お金や名誉を追いかけても、きりがありません。“もっと仕事がほしい、もっとお金が稼ぎたい、もっと人気が欲しい”と言って愛をなくしたり、逃したりする人もいます。僕はそうなりたくはありません」と率直に(自分のブログに)書いた。 括弧内はちきりんが追記


こっ、これは・・・恋人と別れて結婚を取りやめ、延々とファンに夢を見せ続けて人気を維持し(稼ぎ続け)ているペ・ヨンジュン(36歳)やイ・ビョンホン(38歳)への嫌みだろうか?



そこまで言うか、サンウ。
おもしろすぎだ。韓国芸能界。


そんじゃーね。