ここ数年の間に訪ねた様々な都市で、高層ビルやタワーの展望台からそれらの街並みを眺めてみました。今日はそれらをちょっくら比べてみましょう。
こちらは 1年前に行ったベトナムのホーチミン。ランドマーク81という高層ビルです。このビルが突出して高いとはいえ、周囲にも高層ビルが密集しています。
展望デッキからの眺めはこんな感じ。
これがホーチミンだよ。ベトナムだよ!
しかも全方向に明るい!
上海どころか、ホーチミンでさえ既に東京レベルの発展ぶりです。
高層ビルの幻想的なライトアップが素敵でした。
★★★
次は昨年11月に行ったサウジアラビアの首都、リヤドの高層ビル。
ビル外観はインパクトあるけど、展望台からの夜景(下記)はやや地味。車が走ってる道路は明るいのですが、建物エリアには暗い部分も目立ちます。
他の高層ビルも、あまり見えない。首都なのに。
ここなんて、なんでこんな暗いのかな。明るいのは道路ばかりなり。
ちなみにビルの中のショッピングエリアはなかなかの高級ぶりです。
このビルもライトアップの色は変化します。
★★★
次は昼間の展望風景。
昨年の 9月に訪れたソウルのロッテタワー。外観はこれが一番かっこよかった。
ちょっとびっくりしたんですけど・・・
ソウルの都市計画って、かなり東京と違うよね??
一定のエリアに、めっちゃ団地を集積させてるの、どういう意図なんだろ? 国防的な意味合い?
ソウルの人口密度は東京 23区と同じくらいらしいのだけど。
同じ地区の集積団地はどれも没個性な同一規格で、共産主義国(中国、ロシアなど)によくある集合住宅群にすごく似てる。
朝鮮戦争のあとにぜんぶ建ってると思うのだけど、どういう経緯でこういう街並みになったのか、そのうち誰かに聴いてみたい。
★★★
次はパリ。昨年 5月に行きました。
登ったのはエッフェル塔
下から見るとこんな感じ
景色は「さすがパリ!」って感じで、
全方向すばらしいです。てか、都市名を書かなくても世界中の人が「ここはパリだ!」ってわかる。これがアジアの都市との違い。
多くは18世紀など貴族時代に建てられたお屋敷ですが、
このあたりのクネクネした建物は新しいものですね。
(↓)
下の写真では凱旋門が見えてます。エッフェル塔のほうが高いのですが、登るなら凱旋門もお勧め。凱旋門はそこを起点として全方向に道路が拡がってるので、まさに「ここが中心!」って感じがします。
★★★
最後に、我らが東京スカイツリーも載せておきましょう。
なんでこんなガラガラかというと、
行ったのが 2020年の6月だから。
この年は新型コロナ感染が始まった年で、4月7日に出された最初の「緊急事態宣言」が 5月25日に解除されて 1週間後くらいしかたってない時期の訪問なんです。
私は(調査的目的もあり)あちこち出かけてたのですが、この頃、まだほとんどの人は家に引きこもっており、特にこういった観光施設はどこもガラガラで不気味な世界でした。
同じくガラガラの地下鉄に乗って出かけたスカイツリーからの景色。
とはいえお天気も良く、東京はとてもきれいな街だと再認識。
でも、ホーチミンには負けるかも? 東京もまだまだ、低いビルが多いです。
ちなみにスカイツリーからは、ビルの屋上にかかれた企業広告がよく見えるんですけど、
こういうふうに、高層ビルから見えるビルの屋上を広告掲示場所として使ってるのを見たの、東京(てか日本)だけじゃないかな。誰が考えついたんですかね。
e-Tax なんて公的機関なのに、なかなかセンスいい。
開店休業状態の展望台カフェでソフトクリームを食べながら、誰も出歩いてない東京をぼーっと見おろした2020年6月。本当に不思議な体験でした。
以上、高いところに登りたがるのは・・・とも言われますが、あちこちで登って景色を比べてみるのもなかなか興味深いものでした。