この前テレビで、東大の経済学の先生が言っていたことが、“なるほど&さすが”だったので書いておくです。
司会者がゲストであったその人に、今回の原油高について聞いたときのこと。その学者さんが言ったのは、
「70年代の石油ショックは、先進国がエネルギーを贅沢三昧に消費する生活に入ろうとしていたことに対する地球からの警鐘であった。
そして今回の原油高は、中国やインドまでが先進国的なエネルギー大量消費国になろうとしていることにたいして地球が再び警鐘を鳴らしているのだ。」と。
うーん、なるほど、でした。
原油高の原因が「地球からの警鐘」というのは、ある種、観念的というか、「そんなことあるわけないじゃん」というか、「なんのこっちゃ」なのであるが、それでもそれは「真実」だと思える。
「地球」などというものが、意思をもつわけがなく、宇宙アニメの世界じゃあるまいし、と思うけど、やっぱり、「そうだよね」と思える。
だからといって「証明できないモノ」を「神だ!」と言う気もちきりんには全然ありませんが。
★★★
まあとにかく、「実需だ」「いやちがう、投機問題だ」という現実論的な分析に対して、根本的なことはなにか、というのを、これくらいきれいに突けると爽快ですよね。
久しぶりに「すごいじゃん」と思える意見だったのでメモ代わりに書いときます。
そんじゃあね。