自宅のポストに日経新聞の販促チラシが入っていた。それがとても庶民的だったのでご紹介。
まずは「奥さ〜ん!このチラシ捨てないで〜!!」というのがいいでしょ。
“奥さん”じゃなくて、“奥さ〜ん”と延ばしているところとか、手のマークまで書いているところに工夫が見られますよね。
最後も“捨てないでください”じゃなくて、“捨てないで〜!!”ですからね。
必死感が伝わってきます。
よく読むと販促のロジックはこうらしい。
(1)このチラシを捨てずに、ご主人が帰ってくるまで置いていてください。
(2)ご主人が帰ってきたら、キオスクで日経新聞を買っていないか、確認してください。
(3)もし毎日駅で買っていたら、実は月極で買って自宅に配送してもらうより高い可能性がありますよ!
(4)奥さんがこんなに家計を切り詰めているのに、ご主人がそんな無駄な行動をしてたら、今すぐ辞めさせるべきですよね!!
なるほど。
ちなみに日経新聞の朝刊は 160円。ご主人が平日に毎日買っていると、22日×160円=3520円。
あれっ?
キオスクで買った方が得じゃん?
そうか、夕刊も土日もキオスクで買ってれば逆転するってことか。
そんなん当たり前じゃん。論理が変だな。まあいいか。
奥さーん! よく考えてー!! (日経新聞諷に)
あと、“一週間無料購読”のインセンティブの付け方が“こづかい節約”というのもおもしろい。
これでダンナに節約させて、もう一段ダンナのこづかいを減らそうってことかな。
「あなた、これで申し込むと1週間は日経新聞買わなくていいでしょ。じゃあ、こづかいからその分引いておくわね。160円の 5日分で 800円減ってことで」って感じ?
いずれにせよ、あくまで家計管理面から責めるんですね。
“だんぜんお得!!”とか、ティッシュの安売りかと思いましたよ。
しかも最近ではスーパーのチラシでもあまりみない“赤青2色刷”で手書き組のデザイン・・・ふーむ。
まあ毎日新聞とか産経新聞とかは今までもやたらと「お得」「格安」というのを売り文句にしていたので、いよいよ日経もってことですね。
そういえば、日経の電子版は有料と無料会員を併せた人数は公表してるみたいだけど、純粋な電子版・有料会員の人数って公表してるんだっけ?
始まる前はあんなに騒いでいたのに今はもう誰も関心ないっぽいあたりも日本の平和なところですね。そっちももうすこし“お得感”を訴えたらいいのに。