先日テレビ番組(ガイアの夜明け)で、中国に進出した日本企業が、工場で働く中国人労働者とどう向き合っていこうとしているか、という特集を見ました。
社長や工場長など上役はすべて日本から派遣された日本人男性。もちろんベテランの中高年社員ばかりで給与も高く、社員食堂まで日本人専用のものがあったりします。一方の中国人労働者は薄給で、指示されたとおりにやればいいといわれるだけ。
これではモチベーションもあがらず、結局は仕事の効率、品質もあがらない。そうなると困るのは企業側。危機感を持った日本人経営者はコンサルタントに覆面調査まで頼んで中国人労働者の本音を探り、最後には「中国人労働者も共に働く仲間。彼らを仲間として認め、その気持ちや意見を尊重しないと巧くいかない」と(ようやく)気がつくというもの。
まあ内容的にはおきまりのストーリーで特に目新しいことはありませんが、これをみて「第三ラウンド、中国人労働者の勝ち!」と思ったので、その話を絵で描いてみました。
(1)その昔、日本人男性(中高年)は、女性労働者との戦いになんなく勝利しました。
(2)つい最近も、日本人男性(中高年)は、若年労働者との戦いに勝利しました。
(3)しかし、今始まった中国人労働者との戦いでは・・・
彼らは負けずに反撃してきたのです!!!
世界の皆さん! 今、史上初めて「日本人で男性で正社員で中高年」の人達が負けようとしています!!!!!
中国人労働者のおかげで、日本人男性(中高年)は歴史上初めて「多様なもの、自分と違うものを理解する必要があるんだ・・。尊重する必要があったんだ!」と学びつつあるのです!
すごいぞ、中国人労働者!!!
謝々!
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↓参考)過去の関連エントリ(上記のエントリよりは、ややマトモ・・)
グローバリゼーションの意味 - Chikirinの日記