本日の朝日新聞より

たまに読むと、朝日新聞もけっこうおもしろかった。

安愚楽牧場の民事再生法申請に関する記事より抜粋


 繰り返し契約を結び、2億円以上を投じている横浜市の女性(74)は「民事再生法の手続きはよくわからないが、オーナーにできるだけ多くの元本を返して欲しい」と声を落とした。


 女性によると、今年4月、同社から新規オーナーより有利な契約(利回り4-8%)を紹介された。契約し、商品券と山形県産サクランボを受け取った。「新たな契約を結ぶたびにプレゼントがもらえるので満足感があった。」と話す。


 5月には、以前に結んだ契約が満期となり1032万円を同社から受け取るはずだった。しかし、218万円を追加し、1250万円で新たな契約を結んだばかりだったという。

 → 山形のサクランボって、もう10年以上も食べたことがないんだけど、こういう人が食べてたのねー。ちなみにこの女性、たとえ2億円まるまま戻ってこなくても、今この文章を読んでいる皆さんよりお金持ちなんだろうとは思います。。。




次は、週刊少年マガジン副編集長のコラムから抜粋

「漫画家志望」増えてます。


また、最近の漫画家志望の子供達には「普通」の子が増えている。オタクっぽくない。体育会系の部活動やバンド活動にも取り組み、友達もいる。彼女や彼氏がいる子までいる。そんな「普通」の子が漫画家を目指すことにさえ、最初は驚いたものだ。

 → 昔って、「友達もいない子」が目指すものだったんだ!って初めて知りました。「彼女や彼氏がいる子までいる。」の赤字のところに筆者の驚きが表われてますね・・。




さらに、「中印流で国際人目指せ」という記事。引用ではなく、要約でどうぞ。

横浜中華街にある中国人の子供のための学校(中華学校、インターナショナルスクール)に、子供を入学させる日本人の親が増えているという話。中国語が身につくので将来有利だろう、ということらしい。


また、数理教育に力をいれているインド系の「グローバル・インディアン・インターナショナルスクール」に子供を入れる親も増えているとのこと。そこで行われている4歳と5歳の子の授業は、先生が黒板に「37」と「32」を書き、合計は?と問う。子供は「69」と正当を答える。ちなみに、問いも答えも「英語」で・・・


ここも開所時は数人だった日本人児童が今は25%を占める。

見学に訪れた東京都江戸川区の男性会社員(48)は、「4歳の長男を通わせようかと思っている。就職も日本にとらわれることなく、世界を舞台に活躍する人間になってほしい」と話す。だって。


 → なるほどねー。4歳からこんな学校に通ったら、6歳の時には「バリバリの印度英語」で2桁×2桁の九九をそらんじたりできるんでしょうね。ところで自分の息子が「インド英語話者」として家にいるって、どうですか?想像するとやや怖いんですけど。


記事によると各学校とも、今は上限枠を設けたり、日本人児童だけ入学試験を課する必要があるほど希望者が殺到しているとのこと。だったら、日本に住むインド人はカレー屋なんかやめて、「インド英語で算数おしえます」的な塾とか開けばいいのに。中華学校だってもっと(中華街のない街にも)作っちゃえばいいんだよね。そして日本の小学校と競いあえばいい。

「中国語での教育と日本語での教育、はたまたインド英語での教育」のいずれを望むか、「算数や理科について、中国やインドレベルの教育を受けさせたいか、もしくは日本レベルでいいと思うか」、さらに「議論や自己主張の方法論においても、どんなスタイルを身につけさせたいか」などなど、市場のニーズは様々なはず。

そういった点で異なる複数タイプの学校が並存し、どういう教育にニーズが在るのかによって、つまり市場の要請により、求められる教育機関が勝ち残っていけばいい。中国人やインド人の雇用の場も確保されるしいいこと尽くめじゃん? 競争原理、万歳!





新聞なんて読んでても世の中のことはわからないかと思っていたけど、結構いろいろ勉強になるもんだ。


そんじゃーねー!