テレビを見ていると、オリンピック報道の合間に広島の平和記念式典の様子が流れていて、ああ、そういえばホントに暑いなあ・・・と。
そして、みんなよく知っていると思うけど、このアニメ映画のことを思い出した。
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2008/08/06
- メディア: DVD
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原作は作家の野坂昭如氏の実体験をもとにして書かれたこの小説。舞台は終戦間近の兵庫県神戸市。14歳の兄と4歳の妹が親を失い、食べ物を求めてさまよい、最後にはそれぞれに衰弱死していくという壮絶に悲しい物語。
- 作者: 野坂昭如
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1968/02/01
- メディア: 文庫
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ほんとに悲しいアニメで、ほんわかした絵柄にも関わらず、涙が止まらない。何度も見たいけど、何度もは見られない。でも、この灼熱の8月には、ちょっとだけ思い出してもいい。あまりにも特別なアニメだよね、これは。
その評価はこれを見てもわかるはず。ほぼ直訳の「Grave of the Fireflies」というタイトルで 英語版DVDが出てて、下記がそのアマゾンの販売画面(アメリカの)なんだけど、レビューがすごいんで、ぜひ見てみてください。
今日の段階で、641個のレビューのうち、5つ星評価が 559個という凄まじい評価・・・。
→ アメリカのアマゾンドットコムの販売ページ
ページの下の方にあるレビューの英語はごく簡単だから、関心のある人は読んでみてね。レビューを読んでいるだけで胸が痛くなります。
でも、このアニメ映画、中国や韓国での放映(公開)には常に議論が付きまとう映画です。いわく「日本人が戦争の犠牲者であるかのように描くのはいかがなものか」と。
物事にはいろんな見方がある。ということを教えてくれるという意味でも秀逸な存在。
原作本が書かれたのが1967年、アニメ映画が作られたのは1988年、それぞれ40年、20年前の作品だけど、きっと今からまだ何十年も残るに違いない。
戦争ってそれくらいすごいコンテンツなんだということ。
そんじゃーね