民主的な世界は超めんどくさい

みなさんよくご存じのとおり、民主的な世界というのは超めんどくさいです。

たとえば会社に新入社員が入ってきました。世の中のことなんもわかってないくせに口ばっかり達者で、なんやかんやと意味不明なことを言います。

こういう場合に先輩や上司が「なんもわかってない奴は黙ってろ!」と一喝できる職場は、上司にとってめっちゃ楽な会社です。

新入社員だってその場では悔しいでしょうが、1年もすれば当時の自分がどれほど未熟であり、わけのわからないことを言っていたかちゃんと理解します。

大半の日本企業はこうやって人を育てます。


でも、このやり方って民主的じゃないでしょ。封建的というか、権威的ですよね。

なんの理由も示さず、なぜ間違っているのかも説明せず、先輩だから上司だからというだけの理由で頭ごなしに「お前はなんもわかってないんだから、黙って俺の言うことを聞け、ばーろー」と言ってるわけで。


でも、もしもこの会社がそういう権威主義を許さない社風で、つまりすごい民主的で、たとえ先輩だろうと上司だろうと、新入社員が間違っている場合は、「なぜ間違っているのか」を懇切丁寧に説明しなければならないとしたら?

めっちゃめんどくさいでしょ。

なんの社会常識もない人に「あなたの考えがなぜ聞く必要もないくらい意味不明でオンボロなものなのか」イチから論理立てて説明するのって、手間がかかるしイライラするし、本当にめんどうな作業です。


そうなんです。民主的な世界って、めんどくさいんだよね。


選挙もたいがいめんどくさいでしょ。話し合いもめんどくさいでしょ。ネットとか気が狂いそうになるくらいめんどくさいでしょ。


話が通じる人だけの世界で生きていきたし、
そうじゃない人は適当にあしらって関わらないようにしたいし、
アホな人には「あほか」と言える世界に住みたい。


そんなんじゃ世界が狭くなるし、視野も狭まるって?


いいんです!


狭い世界で楽しく生きたい。視野なんて狭くて結構。民主的な世界なんてくそくらえ。



へっ? 前回のブログと反対のこと言ってるじゃないかって? 民主的な世界とそうじゃないのと、どっちがいいと思ってるんだって?


そんなことは・・・

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

(キンドル版もあるよ!)


そんじゃーね!