ちきりんの理想の女性像は、「イタリアの娼婦」です。
フェリーニの映画にでてくるみたいな。超かっこいい!ぼこーんと太って、胸もおなかもおしりもグラマーで、ベタア〜と真っ赤な口紅塗って、タバコスパー、ワインガブー!
体重100キロくらいなのに、超セクシーかつ安っぽいテロテロドレスを着て。んで、超ふかーいコメントしたりする。人生についてね。若ーい男の子をからかって大口あけて笑う。
誰にもこびない、誰にも威嚇されない。
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でも、あたしがそうなるのはかなり無理そう。若いときの無茶が足りない、という気がするのだよ、ああいうふうになるには。
ちきりんは、同じプロファイルの人に比べたら相当「無茶」やってきたと思う。でもね、やっぱり全体から見れば、とてもお利口さんの人生を歩んできてしまった。だから迫力がでないのよ。
坂口安吾の堕落論を読んだときに思っただよ。こういうのできないだろうな、って。堕ちるって、すごい勇気がいるわけだ。彼はそれを見透かしていてね、「あなた偉そーにしてても、堕ちるの怖いでしょ。そういう人を僕は軽蔑してる」って感じ。
そこまで言われても、それでも難しい。怖い。自分を時々振り返るに、やっぱこう、最後の一線超えたことがないでしょう、という人間の小ささが表れてる。
これはちょっとね。もう一回別の人生があるとしたら、そっち側にトライしてみたいな〜と思う。たけしさんとかを見ていると、そういう人間の大きさを感じる。ちきりんは、ちゃんと「底」を見てきていない。
まあ、しゃーない。手遅れです。
また明日

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