2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

伊藤博文がお札から消えたわけ

日本のお札の図柄は、2004年に樋口一葉が登場したり、(みんな忘れてるでしょ的な)2千円札が発行されたりと時々変更になってますが、特に注目すべきは 1984年の改定です。 額面 1984年10月まで 1984年(昭和59年)11月〜 2004年11月〜 一万円 聖徳太子 福沢諭…

本の感想)人間交際術

久しぶりにナイスな本に出会ったのでご紹介人間交際術 (智恵の贈り物)作者: アドルフ F.V.クニッゲ,服部千佳子出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2010/05/20メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 114回この商品を含むブログ (14件) を見る ドイツの…

“所有”という時代遅れ

資本主義経済の特徴のひとつが「私有財産制」にあるように、これまでの経済発展の中では、「より豊かになる」とは「より多くを所有すること」でした。食料から始まって、衣服、家電、車、家、不動産、(一夫多妻制においては)妻、お金、会社(生産手段)と…

補足)自殺率国際比較

先日「自殺の男女格差」というエントリ(こちら)を書きました。そこでわかったのは、日本において、 (1)男性の自殺率は、女性の2.5倍以上である。 (2)男性の自殺は1998年以降急増しているが、女性の自殺は過去30年大きくは増えていない。 (3)経済的な問題と…

自殺にみる男女格差

自殺に関するデータを見ていたら、自殺って男女差がすごく大きいんだと知って驚きました。下記のグラフは、1978年から2009年まで、過去30年ほどの男女の自殺比率です。縦軸は「人口10万人当たりの自殺者数」で単位は“人”、青線が男性、赤線が女性です。一目…

今を守ることの愚

今回の政権交代に伴い、またもや郵政の再国有化法案が政局絡みで注目されました。記憶にも新しいように、郵政の民営化はほとんどそれだけを問うた選挙において、圧倒的な国民の支持を得て決まったことです。それらの国民の声をバックにした類い希なるリーダ…

儲け方講座 (おちゃらけ編)

世の中には様々なビジネスがあり、いろんな儲け方があります。今日はその中でも特に効果的と言われる“3種の儲け方”について解説します。 1.できるだけ返させない まずは金融分野。住宅ローンを貸している銀行、消費者金融会社、カード会社などの儲け方です…

「iPad脳の恐怖」の恐怖

6月8日、関西版の朝日新聞の声欄に下記のような読者からの投書が載っていました。投書したのは51歳の大学教員で京都在住とのこと。タイトルは「iPad 高まる期待と懸念」で、前半はごく普通にiPadへの期待が書いてある文章。後半が「懸念」についてなのですが…

20年を彷徨う

ひとつ前のエントリで、自民党が税金(機密費)を使って、野党や新聞記者、評論家などを買収していたという話を書きましたけど、ちきりんは必ずしもこの件について誰かを糾弾したいわけではありません。この話には、平野貞夫氏も話しているように、前提とな…

機密費によるメディア・評論家買収について

今年の4月19日に野中広務さんがTBSのニュースで口火を切った官房機密費によるメディアと評論家の買収問題、今までも漏れ伝わっていましたが、野中発言の後、ジャーナリストの上杉隆さんが積極的に追っていらっしゃいます。しかし、問題の当事者が日本の新聞…

混乱Loverから一言

鳩山由紀夫首相の辞任に関して 次は福島瑞穂氏に首相をやってもらったらどうかな。文句ばっかり言ってる人には、一回、自分でやってもらうに限る。とりあえず普天間の海外移転だけでいいから責任持ってやってくれ。 混乱ラバー的視点だと、次の首相として望…

革命=支配層の逆転

「革命」とは何でしょう? どういう条件があれば、私たちはそれを「革命」と呼ぶのでしょう?「産業革命」や「IT革命」という言葉はよく聞きますが、火を使えるようになったことや、電話の発明について、「火革命」、「電話革命」とは言いません。また、フ…