ミシュランガイドの嘘くささ

ミシュランのレストランガイド東京編が発行されたことについて、各週刊誌がいろいろ記事を書いていて、飛行機の中で片っ端から読んでいた。なかなか笑えました。

たとえば

店は世界同一基準で選んだと言うが、世界にそうそう鰻屋があるわけではないだろう。

そのとーりだ。
世界基準って何さ?
ってのを、こういう言葉で表現できるのって、素敵。


いやそもそも、今まで東京のミシュランが発行されていなかったという事実自体が、その“世界標準”とやらの嘘っぽさを(良心的に言えば、不完全性を)、丸ごとあらわしているんじゃないかしらね。


栄光の三ツ星はパリに次ぐ8店舗選出の大盤振る舞い。日本でタイヤの拡販を図りたいのでしょうか?

“タイヤの拡販”ね、これも素敵な表現だ。



ニューヨークの三ツ星は僅か3店、ロスに於いては屈辱のゼロ店なのですから、アメ公を心底バカにしているフランス野郎の底意地の悪さがキッチリ現れた香ばしい仕打ちと言えましょう。

笑える。ほんとそうだ。
なおフランスにとって、イタリアは永遠のパートナー(正妻)で、日本は愛人みたいな感じかしらね。結構すかれているよね、日本って。(イタリアからはバカにされてますが)



ちなみに、上記のうち後ろのふたつはフェルディナント・ヤマグチさんのコラムですが、「すきやばし次郎」も「鮨 水谷」もユーモア混じりに大酷評されてます。


すきやばし次郎は、

地下鉄銀座駅に直結する店舗は日本語でいうと“便利”、英語で言うと“シャビー”。

飛行機の中で声たてて笑ってしまいました。




鮨水谷に至っては

韓国名での予約に対しては(日本語で電話しているのに)“あっ、うちは外人お断りなので”と答え、白人客に対しては“その白人客を連れていったこちらが恥ずかしくなるほどにへつらってくる”店です。

とのこと。ペ・ヨンジュンとかいう名前で予約してみたらどーだろ?



この前いった和食のお店(三つ星)も、「いかにも外人が好きそうなお店」でした。
味?
普通ですよ、別に。



んじゃ。