地震も津波も原発も放射能も怖いけど、日本の将来も結構怖いよ。
下記は、過去から将来の日本の年齢別人口の推移 & 予想グラフです。直近の 2009年と 2050年の予想値を比較してみました。
まずは 20代と 30代の合計人口・・・2009年にくらべて 2050年は 49%減少。つまり半減します。
これね、子供を産む世代の人数が半分になるということです。せっせと保育園を増やして出生率をゼロコンマいくつ改善しても、何の意味もないです。
親の数が半減するんだから、ふつーに子供の数も今の半分になります。子供向けのビジネスやってる人は、ふつーに売り上げが半分になります。
一方、75歳以上の人口は 73%も増加する。しかも数字を見てね。
20代と30代を合せても 1658万人しかいないのに(上記グラフ)、75歳以上が 2373万人(下記)いるんだよ・・・。
65歳以上人口は、約 3割( 29%)増えて・・・
人口全体に占める割合は4割に達します。10人に 4人が 65歳以上の国。
20才以上だけで見れば、有権者の半分弱は年金で暮らしてる感じ?
↓
<2050年の人口構成比>
これだと20代、30代の人の意見など(たとえ投票率が上がっても)政治には一切反映されません。“20代税”とか“若者税”が創設されてもおかしくないレベルですねー。
前回のエントリに書いたけど、地震とは関係なく早急に「生活支援生産性」を高めないと、将来の担い手(今の子ども達)の生活は成り立たないよん、というお話でした。
そんじゃーね。
<年齢別人口データ出所>
・1950, 1960, 1970, 1980, 1990, 2000: 国勢調査
・2009: 2005年の国勢調査に基づく人口推計 by 総務省(2010年の国勢調査の年齢別人数データはもうすぐ発表かも)
・2020, 2030, 2040, 2050: 国立社会保障・人口問題研究所 長期予測 死亡中位、出生中位データ
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