2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

世界を歩いて考えよう! 電子書籍化のお知らせ

コンピュータ将棋シリーズの途中ですが、お知らせです。昨年の6月に出した『社会派ちきりんの 世界を歩いて考えよう!』が、電子書籍化されました。社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! (だいわ文庫)作者:ちきりん大和書房Amazon 今回の電子書籍化にあわ…

暗記なんかで勝てたりしません

今日は、将棋ソフトがどのように“将棋を学んできたのか”について、まとめておきます。今から40年ほど前の 1975年頃、人工知能研究の一環として将棋ソフトの開発は始まったそうです。その進化の流れは、ざっくり言えばこんな感じ? 1.ルールを覚えさせる 2…

お互いがお手本? 人間とコンピュータの思考について

第二回の将棋電王戦、全局終了後の記者会見で、谷川浩司(日本将棋連盟)会長が、「形勢が悪くなっても最善手を指し続けていくコンピュータに、精神力の重要性を教えられました」と話されました。将棋連盟のトップが、「人間が、コンピュータに、精神力の重…

新刊)未来の働き方を考えよう!

電王将棋シリーズの途中ですが、コマーシャルの時間です。一年ぶりに新刊がでます。考えようシリーズの第四弾で、来月中旬の発売予定です。 → ★アマゾンのサイト★ → ★楽天ブックスへのリンク★ 過去の3冊はこちらですね。 『ゆるく考えよう』は、生き方のポ…

人間ドラマを惹き出したプログラム

人間対ソフトが対局する将棋の電王戦では、昨年の第一回大会で、ボンクラーズが故米長邦雄氏に勝利しました。当時の米長氏はすでに引退後の将棋連盟会長だったので、「現役プロ棋士」ではありません。そして今年は 5対 5 の現役プロ棋士との団体戦という形で…

お互い、大衝撃!

以前に紹介したような流れで、第二回将棋電王戦の第二局でプロ棋士に初めて勝利した将棋ソフト、Ponanzaの開発者である山本一成さんと会うことになりました。将棋についてもプログラム開発についてもど素人の私は、10時間ほどにわか勉強をしたうえで“聞きた…

盤上の勝負 盤外の勝負

故米長邦雄氏の『われ敗れたり』 を読んで最も勉強になったのは、将棋の勝負は、盤上の技能だけで決まるわけじゃないとわかったことです。われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る作者: 米長邦雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/02/01メディ…

『われ敗れたり』 米長邦雄

前日本将棋連盟会長、米長邦雄永世棋聖の『われ敗れたり』を読みました。この本、めちゃくちゃおもしろいです。「おもしろい」というのは、「勉強になった」とか「米長さんってやっぱりスゴイ!」ではなく(いや、それもあるけど)、文字通り、吹き出すほど…

結婚はオワコン!?

下記は先進国における、「全出生数に占める、婚外子の出生数比率」、すなわち「正式には結婚していない母親から生まれた子供の比率」です。その比率が、1980年から2008年までの約 30年でどれほど変化したか、よーくご覧ください。<婚外子の比率の変化>スウ…

これ以上、女性の人生を計画的にしてどーすんだか

少子化対策として「女性手帳」を作って、若い女性に持たせようという話がでています。政府は7日、少子化対策を議論する作業部会「少子化危機突破タスクフォース」(座長・佐藤博樹東大大学院教授)の会合を開き、晩婚化や晩産化が進む中、若い世代の女性向…

職業を創るという偉業

兵庫県の灘にある兵庫県立美術館で開催中の「レジェンド・オブ・メカデザイン 超大河原邦男展」に行ってきました。かなーり、感動したよ。 大河原邦男さんは、1970年代から今に至るまで日本のテレビアニメの主要カテゴリーである「ロボットアニメ」で活躍さ…

マンションの地震保険とか意味不明

この前、分譲マンション住まいなのに地震保険に加入してる人がいて、ちょっと驚きました。マンションの地震保険って、 ・管理組合で入る共用部分向けの地震保険と、 ・個別の家庭が入る専有部分のための地震保険があるんですが、 どっちにしろ「なんでそんな…

「ちきりんぱーそなる」からのセレクション

先日は「Chikirinの日記」に関して、「読者が選ぶベストエントリまとめ」をお送りしましたが、私はもうひとつ、「ちきりんぱーそなる」というブログも書いています。こちらには食べたモノや日常の雑感、おすすめグッズの紹介など、軽めのエントリを書いてる…

読者が選ぶ 「ちきりん過去ブログ」 ベストエントリまとめ

先週末、「一年以上前のエントリの中から、「俺は・私はこれが好き!」というのを教えてください」とつぶやいたら、たくさん回答(推薦)をいただいたので、まとめておきます。おヒマつぶしにどうぞ! 1.未完の「能力リスト」 「頭がいい」とか「あの人は…