下記をご覧ください。
左側は韓国の刺身ソースです。韓国ドラマでお金持ちが刺身を食べるシーンがよく映るのですが、見てると調味料が赤いんだよね。
醤油ではないみたい。で、調べてみたところ韓国にはこの赤い(とんがらしベース、コチジャンベースの)刺身ソースなるものがあり、お刺身はこれで食べるらしい。
で、早速買ってみました。それが左側のソース。ボトルに刺身の写真が載ってます。これ、「こんな辛いソースつけたら、鯛もマグロも区別つかないでしょうよ?」というレベルの濃い味ですが、結構、癖になる味でもあります。
一方の右側はスーパーで売っている“タコキムチの素”で、こちらもコチジャンベースの辛いソース。ただ左の刺身ソースは“甘酸っぱい”味がするのだが、右のソースは酢の味はしない。どっちもコチジャンベースだけど、かなり味は違う。
ふたつとも刺身とかタコ、ホタテのような生の魚介につけるソースなので、そのふたつの味がどう違うか、ちきりんなりに理解したいと思った。そしたら使い分けられるからね。
ところがこの二つのソースの味を舌で区別するのが非常に難しい。
いえ、一瞬分かるんです。刺身ソースには酢が入ってる。そこは大きな違い。でも、その後が分からない。あと何が混ぜてあるの?ってのが知りたい。
ところが、どっちも一口目はいいんだけど、二口目からは口の中が「辛!辛!」になるため、結局いつも味が区分できない。
これが、最近のちきりんの悩みだったわけ。
で、全く同じ材料(さしみ)を和えてみて、一口ずつ交互に食べたら、さすがの私も区別できるだろうと思い、たまたま安売りをしていたマグロの切り落としを和えてみた。
それだけだと辛すぎるのでご飯にのせ、春菊(菊菜)をゆでて一緒に食べることにした。
できあがったのが下記↓ 右のが“タコキムチの素”ソース、左のが“韓国刺身ソース”で和えたマグロ。
で、さて順番に一口ずつ食べて「今日こそ味を区別するぞー!」と思ったのだが、できあがった丼は色味がとても綺麗だったので写真を撮ろうと思った。
その時カメラをのぞきながら「この料理に名前をつけなくちゃ」と思い立ち、何か韓国にちなんだ名前がいいよね、「ケンチャナ丼とか?」と考えていたら・・・
“半島丼”という名前が頭に浮かんだ。
そう、春菊が38度線で、右と左に分断された二つのコリアン。
お〜、“半島丼”と呼ぼう!と決めた。超いいネーミングじゃん?
ところが、箸をつける直前に思った。「あたしって余りに脳天気じゃない?」と。民族が二つに分離されてしまって長年苦しんでいるのに、それを丼の名前にするなんて我ながらひどすぎるんじゃないかと。
そして、思った。「38度線をまず食べて無くしてしまうべきだ」。で、まず春菊を食べてしまった。だってそれが、その時のちきりんにできる精一杯のことだったから。
その後、右と左とどっちから食べるべきかと考えた。やっぱり北側(ちきりんの家では右側にあたる)から食べてしまって消滅させてはどうか?と。
しかし、それもひどいよね。
必要なのは、民族統一じゃん!?
で、右と左を混ぜて食べた・・・民族は融合し、半島は統一された。しかもかなり美味しかった。
結局・・、ソースの味の区分は今日もできなかった。
そんじゃーね。
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