来年1月20日（予定）にイースト・プレス社より、ちきりんの、
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イースト・プレス
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が発売（出版）されることになり、アマゾンで予約販売が始まりました。
これも日頃より「Chikirinの日記」を読んで下さっている皆様のおかげです。心から感謝しています。
出版社からは、ブログのアクセス数増加と共にお声掛けいただいただくことも増え、「そのうち本になるかもね」とは、ぼんやり考えていました。
でもまさか ”こーゆー本” になるとは想像していませんでした。
というのも、世の中には「いかに成長するか」「キャリアアップのために！」系の情報が溢れているし、実際この就職難のご時世、「もっと頑張らなくちゃ！」が基本トレンドだと思うのです。
でも最近の私ときたら、「背伸びして生きるなんてロクなことにならないよ」、「とりあえずは楽しい道を選ぶべきでしょ」などと考え始め、最近は数年ごとにキャリアダウンする生き方を選んできました。
あげくにそこそこ高給だった仕事もやめ、今やしがないブロガーです。
こんな右肩下がりな思考法を本にするなんて、最初はピンと来ませんでした。
ところが打ち合わせの際に編集者の方から「いえいえ、『あいつ、ゆるいよねー』って言うのは、僕ら若い世代の中では褒め言葉なんです」と聞かされて、いや、これはびっくりしました。
そんな言葉がポジティブな意味を持ち得るなんて、私の常識からはかけ離れていたからです。
実際、私がもし採用担当者で、候補者が「ボク、ゆるく生きてます」などと言えば、速攻、5秒で不採用にしたことでしょう。
なので最初にお話を頂いた時は、編集者の方が出したいと言われている本の趣旨がよく理解できず、「すみません。イメージがよくわからないんで、とりあえず何か書いてきてもらえます？」とお願いしました。（どっちが編集者でどっちが著者？？）
そうしたらタイミングよくちょうど仕事を辞めた頃に、「こんな本です！」と持ってきてくださった原稿が、この本の原型になりました。（えっ？誰の本！？）
そして言われた通りに書いているうちに（←真に受けないように）「おもしろいじゃん、この本！」と思うようになりました。
基本はこれまでブログに書いてきたことがベースとなっていますが、自分の生き方、考え方を象徴するようなテーマについてはいくつか新たに書き加えています。
何より、ブログでは話があちこちに飛びがちで、かつ、本気だか冗談だかわからないエントリも多く、「結局のところ、ちきりんはどういう思想の人なわけ？」というのが、わかりにくいですよね。
なので今回、本にするにあたっては、「ちきりんとしては、こう考えてて、こんな感じで生きるといいんじゃない？と思ってるんすよ」という一貫したメッセージが伝わるよう構成を整えました。
＝明確なメッセージを伝えるにはストラクチャーがすべてだと、今回あらためて認識しました。
というわけで、手前味噌ではありますが、私としてはとてもいい本になったと思います。
自由に、楽観的に、楽しく生きたい方に、読んで頂けたら嬉しいです。
ところで、この本の締めの一文（最後の文章）は？
それはもちろん・・・
そんじゃーね
追記）現在は文庫本にもなっており、お値段も安いるので、こちらのほうがお得です！
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