キンドルの予約が始まりましたねー。
端末が手には入るのは年末みたいだから、いよいよ来年は「電子書籍元年」! かもしれません。(←まだやや信じてない・・)
電子書籍リーダーとしての Kindle paperwhite の他、タブレット端末のKindle Fire HDなど、どれも低価格で、アマゾンの本気を感じさせます。
電子書籍については以前に書いたように(こちら)、読むところ、買うところについては、意見が分かれます。いくら電子書籍が便利だと言っても、“読む”部分に関しては、紙の本を好む人は当面は減らないでしょう。
ただし、保存や活用(検索、共有など)に関しては、電子版のメリットは計りしれません。
ちきりんも先日のソーシャルブックリーディングで使った『ワーク・シフト』は紙で読み、これからも手元におきたいのですが、本棚のない我が家、置ける本には限りがあります。(ちきりんは、本棚の代わりにこのブックシェルフを使ってます)
今後は、後からも参照したくなるであろう本については、紙の本は読んだ後に処分し、電子本を買って保存することになりそうです。
つまり、「読むのは紙、保存は電子版」ということで、気に入った本は2回買う、感じになるかもと思います。(きっとそのうちアマゾン様が、「過去に紙で買った本をキンドル版で買う場合は20%引き」的なプランを出して下さることでしょう)
ちなみに、電子書籍については、アダルト系とマンガ系が(まずは)市場として有望なのでしょうが、おばさん的には韓流ドラマ、K-POPの市場も大きいと思います。
家に韓流ドラマのDVDをずらりと並べるのは、来客どころか家族の前でも「うむむ」な感じですが、タブレットに保存できたら目立たないし、移動中にも楽しめてナイスです。アマゾンの“おばさん顧客担当”の方には、ぜひそのへん検討して欲しいです。
他にも、タブレットってレシピを見るのにも便利ですよね。レシピ本を何冊もキッチンに置くのは大変だし、拡げて置く場所も限られています。タブレットが、冷蔵庫にくっつくような仕様になり、各レシピ本から自分の選んだレシピだけを抽出して保存できるようなソフトができると、めっちゃ便利です。
革新的な新商品がでてきた時、どのタイミングでそれらを利用するか、という観点で消費者を(Everett M. Rogers教授が)分類したイノベーター理論というのがあります。下記にあるように、3と4の層で全体の3分の2を占めるため、そこが動けば「普及品」となります。
既に3の層が動き始めた感のあるスマホと違い、タブレットについては(当初のiPad熱狂の後)少し熱が収まっていましたが、iPad mini や kobo も出て、グーグルやサムソン陣営も kindle の登場でヒートアップしそうだし、これで3の層が動き始めるのかもしれません。
1.イノベーター “新しいモノ”を“新しいから・革新的だから”という理由で買う人 全体の数パーセント
2.アーリーアダプター 自分が“価値がある”と思えば、周りに持っている人が少なくても買う人。流行に敏感なオピニオンリーダー 15%未満
3.アーリーマジョリティ 新しいものには飛びつかないが、ある程度普及し始めると早めに購入する人 全体の3分の1
4.レイトマジョリティ もしくは、フォロワー かなり流行始めてから購入する人 同じく3分の1
5.ラガード とても保守的で、イノベーションが伝統になるまで買わない。 “みんな持ってる”状態になってから買う 15%程度
また、保有端末の組み合わせについても、年代や職業によってグループが別れてくるのでしょう。
・スマホ + PC ・・・ 若い男性 & 若いつもりの男性 中心
・ガラケー + タブレット ・・・ おばさん中心
・スマホのみ ・・・ 若い女性中心
・固定電話 + タブレット ・・・ シニア中心
みたいな感じ?
そういえばちきりんの2冊目の本も、キンドル版がでています。(無料ソフトをダウンロードすれば、iPad, iPhoneなどでも読めるらしい)

- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: Kindle版
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そんじゃーね!